汚れた服を藍染めに!

 食べ物や飲み物をこぼしてシミになってしまったり、黄ばんでしまったりした服を再び着られるように復活させてくれたのが「ヘリーハンセン原宿」の会場です。

 こちらでは次々と持ち込まれたコットンなど自然由来素材の服を藍で染め直す修理体験のワークショップが実施されました。

 ワークショップを担当したのは藍左師のReitaMORIYAさん。

着古した服が違う雰囲気で再生!

 参加したみなさんは、捨てようか迷っていた服が藍色に染まり、別の雰囲気をまとった姿に満足そう。

 藍は肌にやさしい素材なので、着る人を選ばないのも良いですね。

ブランドの精鋭が修理のために結集

 バッグの不具合を解決してくれたのが「フライターグストア トウキョウ シブヤ」の会場です。フライターグ、パタゴニア、ミステリーランチのリペアスタッフとボタンティアの学生が集結。ブランドを問わず、生地が破れたり、縫い目がほつれたり、ファスナーが壊れたりしたバッグの修理や補修をしてくれました。

修理に留まらず、自分好みにアレンジすることも

 「フライターグストア トウキョウ シブヤ」の会場で、修理や補修の際に使われたのが、フライターグのバッグを制作する際に出た端材です。バッグ本体の生地と色を合わせて補修箇所が目立たないように修理する人もいれば、あえて違う色や素材の生地を使用して、さらにオシャレにアレンジしてしまう人も!

衣類の修理をしながら旅するエコなトラックも登場

 「フライターグストア トウキョウ シブヤ」の会場には、衣類の修理をしながら全国を旅するWorn Wearトラック「つぎはぎ」も登場。建築廃材を継ぎ接ぎしながら作られたこのトラックは、旅先で回収した植物廃油を燃料にして走るバイオディーゼルカー。

 中に積まれた修理用のミシンや照明は、ソーラー発電パネルによる太陽光発電でまかなっているとか。

2023.10.22(日)
文・撮影=石川博也