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濃厚なチョコレートや華やかな果実の味

 「エキゾチック」は、ココナッツ風味のサブレにココナッツムースを重ねて、中にパイナップルのロースト、マンゴー、パッションフルーツ、ライムを忍ばせ、マンゴー&パッションフルーツのグラサージュ(上がけ)でコーティング。

 「トンカ風味のチョコレートクリームブラウニー」は、信州産クルミを混ぜこんだブラウニーに、トンカ風味のチョコレートクリーム、コーヒー風味のクレーム・シャンティイ、チョコレートの薄板をかさね、キャラメリゼしたクルミとフルール・ド・セル(海塩)を散りばめて。

 「小布施栗とカシスのタルト」は、さくっ、ほろっとしたサブレに、ラム酒漬けの栗を混ぜ込んだ長野県・小布施産の栗のペーストを詰めて。その上に、カシスのムースを重ねてカシスのグラサージュ(上がけ)で覆い、間に薄くはさんだ自家製プラリネ・フィヤンティーヌ(薄焼きのクレープ生地)のサクサク感がアクセント。

 箱の真ん中には、小さな季節のフルーツを添えて。この日は、イチゴのような風味を放つ(!)めずらしいほおずきを。

 このほか、スコーン、うり坊マドレーヌ、ドリンクもセットに。この日、クロテッドクリームとともにスコーンに添えられていたのは、みずみずしいブルーベリーの自家製コンフィチュール。うり坊マドレーヌは、レモン風味のマドレーヌにレモンクリームを詰め、しゃりっとしたレモン風味の糖衣でコーティングされていて、さわやかさが口いっぱいに広がります。

2023.10.24(火)
文・撮影=瀬戸理恵子