「かわちい」がブームに?

 会場が明るくなると「ENHYPENの2回目のワールドツアー‘FATE’へようこそー!」「What’s up TOKYO―!HEESEUNGです」「こんにちは、僕はJakeです。よろしくお願いします」と一人ずつ挨拶。

 「ENGENE叫べー!」というコールにはENGENEも大歓声で応えていました。「Let Me In(20 CUBE)[ Japanese ver.]」「Flicker」「FEVER」の3曲を続けて披露すると、今度は全身白コーディネートのブルゾンスタイルで再登場。

 圧倒的な7人のパフォーマンスにバックダンサーも加わり、「Future Perfect (Pass the MIC)[ Japanese ver.]」と「Blessed-Cursed[ Japanese ver.]」を披露しました。

 再び衣装チェンジが行われると、これまでのスタイリッシュなかっこよさから一転、モノトーンのTシャツやネクタイなどのカジュアルスタイルでスタンドマイクとともに登場。

 「What’s up TOKYO!」の掛け声とともにスタートし、息の合ったダンスにENGENEが釘付けになっていると、突然ギターをもったJAYが現れ、ソロパフォ-マンスを魅せました。

 続く、「Tamed-Dashed[ Japanese ver.]」ではMV同様にラグビーボールが投入され、メンバーが次々とボールをパス。そして、サビ直前の盛り上がりに合わせてHEESEUNGがボールを客席に蹴りいれると、会場からは悲鳴のような大歓声が! 

 その後のMCタイムではSUNOOがほっぺハートを作ると、メンバーから「かわちい!」というコメントが。この「かわちい」は『ENHYPEN 日本3rdシングル「結-YOU」発売記念ショーケース』でもメンバーがトーク中に何度も使っており、どうやらお気に入りワードとなっている様子。

 さらに、客席を色分けして行われた歓声対決やペンライトを使ったウェーブでは、光で埋め尽くされた東京ドームの様子にメンバーも大喜びでした。

 ユニットステージではまずJAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOがスクールスタイルのブレザーやニット姿で登場。再びJAYがギターで「TFW(That Feeling When)」のイントロを演奏しました。

 次のユニットステージではJUNGWON、HEESEUNG、NI-KIが登場。HEESEUNGはピアノ演奏を披露し、会場もその音色に聞き入っていました。

 ユニットステージの次の楽曲「10 Months」では赤い2階建てのバスをかたどったトロッコに乗って会場をぐるりと一周。ENGENEに丁寧なファンサービスを贈っていました。

 そして、7⽉12⽇(水)にリリースされたばかりのポケモンの⾳楽プロジェクト「Pokémon Music Collective」の新曲「One and Only」ではなんと8匹のピカチュウが登場!

 思わぬゲストに会場も一気に和やかムードに。メンバーがそれぞれピカチュウと手をつないだり、ハグをしながら歌う姿にENGENEは心を奪われていました。

 ラストセクションではこれまでの雰囲気とは一転、黒と赤を基調としたダークな装いでお城の形のセットとシャンデリアを背に「Chaconne」「Bills[ Japanese ver.]」「CRIMINAL LOVE」「Sacrifice(Eat Me Up)」を披露。

 最後の挨拶MCの後は最新曲「Bite Me[ Japanese ver.]」で幕を下ろしました。

2023.09.15(金)
文=CREA編集部