この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月3日)

» きのうのレシピ「穴子丼」


vol.20 とろとろ焼き茄子のっけうどん

 フライパンでジリジリ焼いて、実がとろっとろの状態になった茄子を、稲庭うどんの上にのっけて。とろとろの茄子ってお肉並みの満足感がありますよね。

 若かりし頃の私なら、ここにお肉類を何かしらのせていたと思いますが、今はしらすを少しのせるくらいで充分満足です。なんなら無くてもいいくらい。

 ああ、これが中年力……。

■材料(2人分)

・茄子:2本
・塩:少々
・醤油、みりん:各大さじ1/2
・こめ油:大さじ1

・稲庭うどん(乾麺):好きなだけ
・めんつゆ:適量
・大葉、しらす、みょうが、生姜すりおろし、白ごま:適量

■作り方

(1) 茄子は縦半分に切り、皮側に5ミリ幅に切り込みを入れ、切り口に塩少々をふって10分ほどおき、出てきた水気をふき取る。

(2) フライパンにこめ油を入れて、茄子の皮めを下にして並べ入れ、蓋をして、3分ほど焼いたらひっくり返し、さらに3分焼く。醤油とみりんで煮からめる。

(3) 稲庭うどんは袋の表示どおりに茹で、冷水にさらして水気をきり、めんつゆを入れた器に入れる。

(4) 茄子、しらす、大葉、みょうが、白ごま、生姜をのせる。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.08.03(木)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔