この記事の連載

 マスクをつけている日々にはほとんどしなかったという人が多いのがチークメイク。マスクをはずしたとたん、血色感がなくのっぺりした印象の自分の顔を見て、焦っている人も少なくないはず。

 そこで、今回はRMK シニアアーティスト金子達也さんに、チークの基本をとことん教えてもらいました。日頃聞きたいけれど聞けない疑問にもたくさん答えていただきました。

 苦手意識を払しょくして、メイクを楽しみましょう!


チークの基本的な入れ方

【Step1】ブラシにたっぷりと含ませる

 初心者でも失敗の少ない、パウダータイプのチークを使用します。大きめのブラシをチークの上で転がすようにしてまんべんなく粉をつけます。できればチークブラシよりも、フェイスパウダーブラシなどの大きめのものをセレクトすれば、慣れていない方でも失敗なく色をのせることができます。

【Step2】手の甲でパウダーをブラシの中に入れ込む

 ブラシの中までパウダーを含ませるように手の甲でブラシを数回動かします。こうすると、色の付きすぎを防止できます。

【Step3】黒目の外側の位置からスタート

 黒目の内側には入らないように、小鼻の脇のあたりからブラシをふわっと頬になじませていきます。首を軽く傾げ、頬骨の下にできる影をなぞるような意識で。

【Step4】頬骨にふんわりと血色をオン

 ブラシで頬骨全体を包み込むように、耳に向かってブラッシングします。勾玉のような形を意識して習字の「払い」のようにブラシを動かすのがコツです。

2023.07.21(金)
文=増本紀子
撮影=釜谷洋史