2023年1月、代々木上原にオープンした和洋菓子店「小楽園(しょうらくえん)」。
閑静な住宅街に突如現れる淡いピンク色のメルヘンな外観に、立ち止まる人も多くいます。
ここ「小楽園」は、多数の広告やファッション系メディアなどでアートディレクターを務めている、矢島沙夜子氏がプロデュースするティーサロン。去年9月には伊勢丹新宿店の和菓子フロアにて、2ヶ月間のポップアップストアを出店し話題を呼びました。
“桃源郷の土産物屋”がコンセプトの異国情緒あふれる空間
小田急線の代々木上原駅と代々木八幡駅のちょうど中間ぐらいに位置し、どちらの駅からも徒歩5分ほどの距離。
閑静な住宅街に突如、まるでおとぎ話に出てくるかのような雰囲気のピンク色のお店が現れます。どこか1920年代~1930年代の欧米風なカフェの雰囲気も。
店内に一歩踏み込むと、こちらもまるで異世界。
内装やインテリアも絶妙に濃淡をつけたピンク色で統一されています。からくり人形やクマの木彫りなどの日本のモチーフはもちろん、中華風の灯籠ランプやベトナムの床タイルなど、異国情緒満載。時間の流れが止まったかのような不思議な空間にトリップした感覚を味わえます。
「小楽園」のコンセプトとして“桃源郷の土産物屋”をイメージしたというアートディレクター兼オーナーの矢島さんに、その世界観についてお聞きしました。
2023.07.14(金)
文=瑠璃光丸凪(A4studio)
撮影=佐藤 亘