「トワヴィサージュ」はフランス語で〝3つの顔″を意味し、「ゲスト、スタッフ、生産者」の三者の関係性を大切に展開するフランス料理店。2022年4月のオープン以来、コース料理の〆でしか味わえなかった「バニラ風味の外郎」が、味変を楽しめる形で登場。フレーバーティーもセットになったボックスは、手土産としても最適です。


コース料理の〆でしか味わえない人気の小菓子が手土産ボックスとして新登場

 室町時代に誕生した蒸し菓子の「外郎」は、歌舞伎の有名な演目のひとつ「外郎売り」に登場する「薬のういろう」に由来し、日本各地にさまざまなタイプがありますが、こちらの「外郎」は國長亮平シェフの出身地である山口県の外郎に倣って材料にわらび粉を使い、ツルッとした食感に仕上げています。

 マダガスカル産の上質なバニラの粒を砂糖の中でしっかりつぶすことで、甘く華やかな香りが立ち上がり、わらび粉のなめらかでツルッとした口当たりと、バニラの際立つ香りが絶妙なマリアージュを奏でます。

 バニラの粒はもちろん、鞘もパウダー状にして余すところなく使っているのも特徴。セットボックスには、バニラシロップやアーモンド・バニラパウダーも同梱されていて、味の変化を楽しみながら最後まで飽きずに食べきれる仕立てになっています。

 そもそもフレンチレストランのシェフがなぜ和菓子の「外郎」に注目したのでしょう。フレンチの名店、ル・マンジュ・トゥーで勤務し、渡仏経験もある國長シェフは、元々フルーツのピュレを使ったフランス伝統菓子「パートドフリュイ」が好物。その食感が、地元・山口で慣れ親しんだ外郎と似ている! と思ったところから、創作がスタートしたそう。伝統的な和菓子が、現在のメインフィールドであるフランス料理のフィルターを通して昇華され、バニラ風味の外郎が誕生しました。

 食材が採れた土地の季節や情景、生産者の方々の思いを大切にすること。日本の伝統料理や郷土料理、食文化から発想を得て生まれたフランス料理を伝えていくこと。これらをコンセプトとするトワヴィサージュだけに、バニラと外郎の組み合わせは納得です!レストランのディナー、週末のランチはコースのみ、コーヒーやサンドウィッチなどのテイクアウトも展開しています。

 また、通常のディナーコース(12皿)に「バニラの外郎」1箱のお土産付きコースも用意(17,300円、サ別)。大切な方との会食などでも活用できます。

 バニラ風味の外郎は、國長シェフが手掛けるオリジナルスイーツ。和菓子と洋菓子の良さを併せもった新食感のスイーツを、この夏ぜひ体験してみてください。

バニラの外郎

価格:1セットボックス 3,300円
内容:バニラの外郎1本、追いバニラシロップ1本、アーモンド・バニラパウダー1袋、オリジナルフレーバーティー2ティーバッグ
予約:受け取り希望の2日前までにTEL ※受け取り日にトワヴィサージュ店頭で購入(キャッシュレス決済)
連絡先:03-3544-5205(トワヴィサージュ)
http://troisvisages.jp/

2023.05.26(金)
文=CREA編集部