この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「イカとにら炒めのっけ焼きそば」


vol.304 レバーの赤ワイン煮のっけパン

レバーの赤ワイン煮のっけパン。
レバーの赤ワイン煮のっけパン。

 最近、なんだか鉄分が不足している気がしているせいか、レバーをスーパーで見かけるとつい購入してしまいます。

 苦手な方、すみません。実は私も昔は得意ではなく、中年になってから好きになった食材のひとつです。栄養価抜群なので、ぜひ!

■材料(作りやすい分量)

・鶏レバー:250g
・醬油、赤ワイン:各大さじ3
・砂糖:大さじ2
・黒粒こしょう:少々

・香菜:適宜
・パン、またはバゲット:好きなだけ

■作り方

(1) 鶏レバーはハツとレバーを切り離し、一口大に切り分け、水をはったボウルに入れ洗う。水を替え、血合いがなくなるまで何度か繰り返す。ザルにあげて水気をよく拭き取る。

(2) 鍋に醤油、赤ワイン、砂糖、黒粒こしょうを入れてよく混ぜ、(1)のレバーを入れる。10分ほどおいてなじませ、弱めの中火で熱し、汁気がとろりとするまで10分ほど煮る。

(3) パンに香菜をのせ、(2)をのせて食べる。

 最初、クレソンをのっけて食べてたのですが、香菜をのせたらおいしかったので途中から香菜にしました。ぜひお試しを。

 昨日の白央さんの「香りの強いもの同士と相性がいいのは、なんといっても焼きそば麺」という言葉、ハッとしました。そうだ! そのとおり! 焼きそばって包容力ある!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.05.14(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔