ゲストに感謝を伝える! みんなで楽しめる! 
ハワイらしくセンスUPするためのアイデア集

ヤシの木に囲まれたガーデンで行うアットホームなパーティは、カップルたちの間で大人気。開放感あふれるロケーションも、みんなのハワイ気分を盛り上げる大事なおもてなしのひとつ

 感動的な挙式のあとは、ふたりのためにわざわざ駆けつけてくれたゲストへ感謝の気持ちを込めて、メモリアルなパーティを開きたいもの。

 せっかくの海外ウエディング。ゲストがワクワクするようなハワイらしいおもてなしができたら、みんなはもちろん、ふたりもハッピーですよね。

ベタなハワイアンはかえって野暮ったく見える

ウエディングシーンズ代表 ウエディングプランナー・小林直子さん。自身のウエディングを自らプロデュースしたことをきっかけに、プロデュース会社の枠を取り払い、自身がこだわったような手作りのウエディングをプランニング。会場のデザインに始まり、全てのディテールが完全オーダーメイドのため、担当できる年間の組数はかなり限られるが、近年話題を呼び、数々のメディアに取り上げられる。来春、著書も発売予定

 今回は、たくさんのカップルのハワイ挙式&パーティをプロデュースしてきたいま注目のウエディングプランナー・小林直子さんに、ハワイウエディングをより素敵に、よりみんなで楽しむための演出アイデアを教えてもらいました。

「せっかくハワイなのだからとどこもかしこも“ハワイアン”にすると、かえって野暮ったく見えてしまうことも。例えば、ゲストの記念にもなるメニューカードやプチギフト、写真にも残りやすいケーキなど、ポイントになるアイテムや全体の色使いでハワイらしさを効かせるのがコツ。ちょっとの工夫でも印象はグッと変わる上、おもてなしで大事なのはバランスです。私も常に“おしゃれでセンスの良いハワイらしさ”をコンセプトに挙式やパーティをプランニングしています」

挙式にハワイらしさを添えるなら“レイセレモニー”がおすすめ

互いの首にレイをかけ合うセレモニーで、ハワイ挙式の印象もふたりの絆もより深く

 挙式にハワイらしいエッセンスを加えるなら、指輪はもちろんのこと、レイの交換をするのも素敵!

「ハワイでは、レイを贈ることは“愛”を意味します。お式の中でレイを交換し合うセレモニーもいいですし、おふたりからご両家の親やゲストの皆様へ、感謝の気持ちを込めてレイの贈呈をするのも素敵な演出だと思います」

ハワイアンウエディングでは、新郎と新婦の手を互いのレイで結び“神聖なる結びつき”を表現する

 ちなみに、ハワイアンのウエディングで多く用いられるレイは、新郎新婦で異なるそうです。

「新婦のレイとして多く使われるのが『ピカケ・レイ』。ピカケは真珠の粒を思わせる白い花。うっとりするような甘い香りが漂います。女性に捧げる花でもあり、ハワイ王朝時代には、クイーンやプリンセスが一度に20本くらいを身に着けたとも言われています。ピカケ・レイは本数によって意味があり、 3~4本で「ロマンス」を示すそう。花嫁は3本つけるのがいいとも言われています。そして、新郎が身に着ける代表的なレイとして知られているのが、深い緑のマイレの葉などで紡ぐ『マイレ・レイ』。フラの女神『ラカ』のエネルギーを取り込めるよう、端と端は結ばずに首に掛けます」

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2013.12.27(金)