グルメやアート、ファッションにビューティ……韓国のリアルトレンドが詰まった「THE HYUNDAI SEOUL」には人々が集まる理由がありました。


MZ世代もこぞって訪れるソウルのランドマークスポット

 2021年、政治経済の中心地・汝矣島に「THE HYUNDAI SEOUL」がオープンした。約600もの店舗が入店するソウル最大規模の百貨店だが、建物面積のうち、半分がボタニカル空間という、既存の百貨店のイメージを刷新した設計だ。

 それを体現するのが、5階にある「サウンズ・フォレスト」で、約1,000坪もある屋上庭園の天井からは光が差し込み、自然の中にいるよう。コーヒー片手に語り合ったり、撮影を楽しんだり……。みんなが思い思いに過ごしている。高さ12mの滝、「ウォーターフォール・ガーデン」も見逃せない。流れる水の音が心地よく、穏やかな気持ちになれる場所だ。

 ポップアップイベントや買い物を満喫したら、地下1階のグルメフロア「TASTY SEOUL」をのぞいてみて。食にこだわる韓国らしく、和洋中韓さまざまなジャンルのグルメが集まっており、流行りの店は活気で溢れている。お腹が満たされたら次は何をしよう。あっという間に一日が過ぎてしまいそう。

【FASHION】

◆RRACE

 「RRACE」は、日常に溶け込むシンプルなデザインと、コーデに華を添えるカラーが人気のブランド。

◆ARKET

 服からリビングアイテム、フードに至るまで充実したラインアップ。

 併設のカフェは行列覚悟で。

◆MO-NO-HA

 “余白の美しさ″をコンセプトにしている「MO-NO-HA」。

 オリジナルのアパレルウェアに加え、韓国内外の工芸品を取り扱う、ギャラリーのような店内。

2023.05.12(金)
Photographs=Asami Enomoto

CREA 2023年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

いま、進化する韓国へ!

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いま、進化する韓国へ!

定価950円

「CREA」2023年春号は久しぶりの韓国特集。韓屋や古いビルを大胆にリノベーションしたカフェ、アートピースみたいなスイーツ、新しい感性で作られる器や伝統の布――。久々の韓国は何もかもがパワフルに、ダイナミックに新しく変わり続けていました! ソウルを中心に、現地でやりたいことを詰め込んだ一冊を片手に、旅に出かけませんか。