アメリカのメジャーリーグ、日本のプロ野球ともに開幕し、いよいよ野球シーズンが始まりました。野球場に足を運ぶと、試合だけでなくそれぞれの球場の魅力に触れられるのが楽しいですよね。
今年、注目なのは春にオープンしたばかりの北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」。“これってほんとに野球場?”と思わせるほど、レベルの高いいレストランが充実。そのなかで北海道ならではの名店を紹介します。
世界でも珍しい球場内で醸造したクラフトビール
長野県・軽井沢に本社があるヤッホーブルーイングは<よなよなエール>や<水曜日のネコ>など、クオリティが高くパッケージもかわいいクラフトビールメーカー。その人気ブルワリーが球場のセンターバックスクリーンに醸造所をつくり出来立てのクラフトビールを楽しませてくれるというのです。
ビールの主な材料は、麦芽、ホップ、酵母、水。クラフトビールの種類としては世界に150種ほどあると言われており、醸造家(ブルワー)の感性でさまざまな味わいが生み出されています。
「そらとしば by よなよなエール」でつくっているのは3種類。1杯目に飲んでほしというフラッグシップビールのPlay Ball Aleはホップ由来の青々しい香りが広がる爽やかな味わい。琥珀色のBig-Fly Saisonはセゾン酵母による柑橘系の風味が楽しめ、もう1種類は期間限定で変わっていきます。
北海道の水を使い「そらとしば」のロケーションに合わせて、ブルワーがゼロから設計したクラフトビールです。
店は室内とルーフトップの2フロアから成り、試合がある日はチケット付きのビール&オードブルセットを販売。開放感あるシートで試合観戦をしながら、フレッシュなクラフトビールを味わえるなんてリッチな気分に。
試合がない日でも店はオープンしており、フィールドの美しい芝を眺めながら味わうのもいい。また、ゲームが開催されていない土日に醸造所内の見学ツアーを行っており、参加してみるとクラフトビールの魅力をより深く知ることができます。
球場生まれのクラフトビールのおいしさをじっくりと味わってみてください。
そらとしば by よなよなエール
2023.04.08(土)
文=CREA編集部
写真=橋本篤