被毛が目立つサバトラは警戒心が強い
警戒心が強いが人懐っこい、そんな両極の性格をあわせもつのも、サバトラの興味深いところ。野生の環境ではシルバーの毛色は目立つため、神経質で警戒心が強くなったというのは納得のいく話ですが、それゆえ人間に守ってもらうよう人懐っこく朗らかに進化したという声もあるのです。総合すると、野性味を残しているため、懐くまでは時間がかかるものの、慣れてしまえばデレデレの甘えっ子。そんな子が多いようです。
サバトラは野性味がある猫ゆえ、活発です。希少な猫のためCAMP-NYAN の調査ではたくさんのデータを集めることはできませんでしたが、ほかの毛色の猫と比べて、遊び好き、さほど神経質ではなく、飼い主さんへのベタベタ度は最下位でした。単独でも上下運動で遊べるキャットタワーなどを設置しましょう。
来客は苦手な子が多め? 「内弁慶」が共通点
また、よく食べる子が多いという話も聞きますから、健康のためには食事管理も忘れずに。そして、個体差はもちろんありますが、お客さんが苦手というのはサバトラに共通するところのようです。かなりの内弁慶であることは確かなので、来客が少なく、家族とゆったり過ごせるおうちに向いている猫でしょう。
猫は毛色と模様で性格がわかる?
定価 1,848円(税込)
エクスナレッジ
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2023.02.22(水)
文=斎藤ユカ