この記事の連載
ラナイ島の魅力 #1
ラナイ島の魅力 #2
ラナイ島の魅力 #3
ラナイ島の魅力 #4
一台の信号機も必要としないごく静かな島が、ここ数年、にわかに注目を浴びている。
その理由は、この島を覆い始めたサステナブルな雰囲気にある。迫力ある大自然が残り、可愛らしい暮らしが息づくこの島の魅力に、今こそ気づいてほしい。
高級リゾートやラナイ散策で訪れてほしい最旬スポットを、5回に渡りご紹介。
気ままに暮らす700匹の猫たちと遊ぶ
◆Lanai Cat Sanctuary(ラナイ・キャット・サンクチュアリ)
![木登りする猫と目が合った。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1280wm/img_fc015e183ecdc015ec0965e937b8fbef1093455.jpg)
2,300平米もの広大な敷地に、700匹もの猫が暮らす。
かつて、ラナイ島には野良猫が多かった。野生化した猫はハワイ固有の野鳥に対する脅威と化したため、役所は猫たちの駆除に乗り出した。
![キャットフードを与えることも可能。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/e/1280wm/img_4e151e151807c8a42d65c09e214e599c461778.jpg)
胸を痛めたキャシー・キャロルさんは、野良猫に不妊・去勢手術を施した上でシェルターに保護する活動を始める。
![敷地内は、フェンスによって3つのエリアに分けられている。こちらは、シャイな猫を集めた一角。恥ずかしがって樹上から降りてこない。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/1/1280wm/img_d1b8d51410affc55ff1375206067599e488740.jpg)
![猫好きにはたまらない至福の空間。あっという間に時が過ぎる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/1280wm/img_c176cce0bc4945682c02a5cc8b28c0261035341.jpg)
現在の場所に施設をオープンしたのは2009年。それ以来、彼女の創設したNPOはこのサンクチュアリを一般開放し、猫たちと触れ合う機会を提供している。
入場は無料だが、その愛護精神に敬意を表し、ぜひ寄付を。
![運営資金の寄付を受け付けるほか、里親も募集中。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/1280wm/img_f2c6a0389929dc1ba53b6dac760b5d87953569.jpg)
Lanai Cat Sanctuary(ラナイ・キャット・サンクチュアリ)
所在地 1 Kaupili Rd., Lanai City
電話番号 808 215 9066
営業時間 10:00~15:00
定休日 無休
※20ドルほどの寄付が望ましい
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.02.19(日)
文=下井草 秀
撮影=橋本 篤
コーディネート=工藤まや
CREA Traveller 2023 vol.1
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。