この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

» きのうのレシピ「炙りしめ鯖のっけちらし寿司」


vol.197 うちの鯛茶漬け

うちの鯛茶漬け。
うちの鯛茶漬け。

 鯛茶漬けもいろんなやり方がありますが、私が小さい頃、親がどこかで覚えてきたこの“鯛茶”が私のスタンダードなのです。焼いた鯛をほぐして、わさび、あられ、三つ葉でいただく。お茶はね、できたら「抹茶入り玄米茶」でやってください。抜群に合います。

■材料(1人分)

・鯛(切り身):50g程度
・ごはん:1膳分
・三つ葉、わさび、あられ:好みの量
・緑茶:適量(もし可能なら抹茶入り玄米茶で)
・塩、サラダ油:少々

■作り方

(1) 鯛に塩少々をして、フライパンに少量の油をひいて中火にかけ、両面焼いておく(もちろんグリルなどでの加熱もOK)

(2) 三つ葉を細かめに刻み、(1)の鯛をほぐす。

(3) 器にごはんを盛って鯛、三つ葉、わさび、あられをのせて、緑茶をそそぐ。

 小学生のときにこれを食べて、「こういうのが、大人の味ってものかな」と感じたこと、忘れられません。あのときわさびは、抜いてもらったな。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.01.27(金)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔