信州の恵みとピュアなワインのペアリング
●松本本箱[長野/浅間温泉]
![【PAIRING】 冷前菜 松本産アスパラガスのグリル & モメント・モリ・ワインズフィストフル・オブ・フラワーズ2020。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/d/1280wm/img_3d793a2a7395b0db170e290e35f08e6f198549.jpg)
ペアリング「冷前菜 松本産アスパラガスのグリル & モメント・モリ・ワインズフィストフル・オブ・フラワーズ2020」。
山で採ってきた木の香りをつけたオイルがアクセント。オーストラリアの森に囲まれたワイナリーの白で清涼感が際立つ。
![【PAIRING】 温前菜 安曇野放牧豚の生ハム & 安曇野ワイナリーシャルドネ2020。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/0/1280wm/img_f009eea447c5aa404b6d4a6765bc71dd209566.jpg)
ペアリング「温前菜 安曇野放牧豚の生ハム & 安曇野ワイナリーシャルドネ2020」。
クリーミーな味わいを辛口の白がキリリと引き締める。
![【PAIRING】 肉料理 短黒牛のグリル & ファンキー・シャトーファンキー・ルージュ2020。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/8/1280wm/img_887cc3eb3ac6b8be81cb5ee0fb630b8b242181.jpg)
ペアリング「肉料理 短黒牛のグリル & ファンキー・シャトーファンキー・ルージュ2020」。
華やかな香りの赤ワインが、薪火でグリルした牛肉の燻香と好相性。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/e/1280wm/img_fedbfaa5d5722226642f8fe2c853f8b2123526.jpg)
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/9/1280wm/img_091ff3028b18d96c1399d5f48a415b60108115.jpg)
薪火のグリル台が中央に鎮座するダイニングは、オープンキッチンを囲むカウンターが特等席。
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目の前で仕上げられていく皿、薪火の炎と香り、注がれるワイン……。
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臨場感たっぷり。
胃袋を満たした後はお湯で心身を癒やす
「松本本箱」で温泉と本にどっぷり浸る非日常へ
![北アルプスが一望できるグランスイートの露天風呂。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_78ecd886381c5fef14347c17d161f0f7155705.jpg)
松本駅から車で約20分。創業336年の歴史を誇る老舗旅館「小柳」の再生を中心に、浅間温泉街を丸ごとリノベーションするプロジェクト「松本十帖」の一環として昨夏オープン。
「全室が源泉かけ流しの露天風呂付きなので、時間を気にせず温泉を楽しめます」(田辺さん)
![宿泊客専用の半露天風呂「小柳之湯」。地元の人たちが洗面器にタオルを入れて共同浴場に行く“浅間温泉スタイル”を体感できる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/1280wm/img_547e851b2b768e2d448e893dd58a3466143426.jpg)
1階には、「知らなかった世界に触れ合える本」を基準にセレクトされた書店があり、ローカルガストロノミーを掲げるレストラン「三六五+二(367)」の壁にも食にまつわる本が並ぶ。
![書店は5つのエリアに分かれ、大浴場をリノベーションした「オトナ本箱」には写真集がずらり。本に抱かれ本に溺れる。本好きにはたまらない。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/0/1280wm/img_c07fc553ed1450c1e5cb08ba74302e18156293.jpg)
地元信州で採れた食材を使ったコース料理とお酒を味わった後は、ベッドや畳に寝そべりながら、本の世界に没入できる。
敷地内にはベーカリーやショップ、シードルの醸造所があり、敷地外にも空き家だった長屋や共同浴場の一部を利用した2つのカフェが点在。
![ホテルから湯坂を上がって徒歩2分。哲学の本が並ぶブックカフェ「哲学と甘いもの」は、ひとり物思いに耽るにはうってつけ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/e/1280wm/img_5ed8466de255bda03520561455febb0d223538.jpg)
宿の中で過ごすだけでなく、のんびり温泉街を散策するのも楽しい。
●湯冷ましつぶやき
「松本本箱」がある浅間温泉は1300年の歴史を誇り、「束間」の名で日本書紀にも登場する。
松本本箱
所在地 長野県松本市浅間温泉3-15-17(レセプション)
電話番号 0570-001-810(自遊人総合窓口)
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 1泊2食付き (平日)32,481円~(休前日)42,506円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 1泊2食付き (平日)26,752円~(休前日)33,913円~
※アルコールペアリング 5,500円~
ひとり対応 通年
客室数 24室
食事 夕:食事処(個室あり)/朝:食事処(個室あり)
チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00
アクセス JR松本駅から車で20分、JR松本駅よりアルピコ交通バスで約30分、浅間温泉下車
https://matsumotojujo.com/journal/
●Wi-Fiあり
●推薦してくれたのは……
田辺千菊さん[フリー編集者]
山路美佐さん[B.EAT代表]
2023.01.02(月)
Text=Noriko Wada〈松本本箱〉,Kaori Minetsuki〈酒の宿 玉城屋〉,Yuko Harigae(giraffe)
Photographs=Atsushi Hashimoto〈松本本箱、酒の宿 玉城屋〉
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。