徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」担当者とCREA編集部が選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆氷見の寒ブリと氷見漁港の朝セリ
富山湾随一の水揚げを誇る氷見漁港。一年間を通して豊富な魚が獲れる好漁港で、寒ブリのシーズンを迎えると、6キロ以上もの立派な寒ブリが市場にずらりと並ぶ。
「冬の訪れと共に富山湾に回遊してくるブリ。なかでも、氷見の定置網漁で獲れる脂がのって身が引き締まった寒ブリは有名で、お歳暮や正月料理には欠かせません。
今年は11月26日に氷見魚ブランド対策協議会より、『ひみ寒ぶり宣言』が出されました。氷見漁港では年中朝セリを見学できますが、寒ブリのシーズンはさらに活気あるセリの様子が見られます」(富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」担当者)
開催期間:寒ブリ漁12月~2月 朝セリ見学 平日・土曜日6:00~ ※見学は個人のみ
氷見の寒ブリと氷見漁港の朝セリ(ひみのかんブリとひみぎょこうのあさセリ)
所在地 富山県氷見市比美町435 氷見漁協
http://www.tyhimigyokyo.jf-net.ne.jp/
https://www.kitokitohimi.com/
◆庄川峡遊覧船
庄川峡の大自然を眺めながら水上散歩を楽しめる、庄川峡遊覧船。雄大な山々に360度包まれながら、庄川のクルージングを堪能できる。
四季折々の庄川峡の渓谷美は素晴らしく、特に人気が高いのが冬の幻想的な雪景色。周囲をモノトーンの山々に囲まれ、水墨画の中に入り込んだかのような美しい世界を満喫できる。
暖かい船内からゆったりと景色を楽しむのもいいけれど、屋外デッキからの眺めもおすすめ。目の前に広がる雪化粧した渓谷は美しく、写真映えも期待できそう。
庄川峡遊覧船(しょうがわきょうゆうらんせん)
所在地 富山県砺波市庄川町小牧73-5
http://www.shogawa-yuran.co.jp/
2022.12.24(土)
文=佐藤由樹