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自由に混ぜて好みの色でメイクを楽しめる

 発売後すぐ人気に火が点き、「マットな質感は難しそう、というイメージがあったけれど、透け感のある柔らかな発色なので、抵抗なく使えた!」「きつくなりすぎない自然な囲み目ができる」という声が多数届いているそう。

 また今回大きな特徴が1点あります。それは、4色の間に仕切りがなく、すべてがくっついてセッティングされているところ。

 ここ数年のヴィセの多色アイシャドウの、ヴィセ リシェ パノラマデザイン アイパレットや、ヴィセ リシェ グロッシーリッチ アイズ Nは仕切りがあります。

 なぜ今回は仕切りナシにしたのだろうと思い、PRさんに伺ってみると「仕切りをなくしたのは、“自由に混ぜて、好みの色味でグラデーションを楽しんでほしい”という企画開発者の想いからです。色を混ぜても濁らず美しく発色する製剤技術と、絶妙な配色により実現することができました」ということなのだとか。

 確かに最近、アイシャドウをブレンドしてから塗ったり、まぶたの上でブレンドしたりというような、プロのメイクアップアーティストのブレンディングテクが注目されていたり、ブレンディングのためのブラシが検索エンジンで探されたりしているようで、一般のメイクラバーも普通に複数色をブレンドし、独自のアイメイクを研究しているようです。

 そして実際、「2色ずつ重ねるグラデーション塗りはもちろん、パレットの中で色を混ぜて塗ることもできるため、“ひとつ持っているだけでいろんなメイクを楽しめる!” という嬉しいお声も届いております」という状況。

 「指で全色をなぞってのせるだけでニュアンスが出る」というように、自分なりのブレンディング法を楽しんでいる人が多くいるようです。

 またこのアイシャドウの左上のカラーが、「ファンデーションから着想を得た“スキンリセットカラー”」という色で、5パレット、それぞれのカラートーンに合うようなホワイトベージュなのですが、現在この色が「鼻周りの赤みカバーに使える」「眉周りのハイライトとして使える」などなど、「アイメイク以外にも使える!」と一部で話題になってます。

 目元の場合は、最初にまぶた全体に塗ると、くすみや色ムラをカバーしてその後に塗る色をキレイに発色させてくれるという、ベース的な位置づけの色。

 ですが、マットだからこそ他の部分にも使いやすく、筆者も目の下のコンシーラーを塗った部分にこの色を軽くのせる(上まぶたとのつながり感が出しやすいので)、といった使い方をしています。

 ちなみに鼻にも塗ってみたところ、長時間ソフトマットな質感がキープできて、なかなかいい感じです。そういう独自の使い方が自然発生的に生まれてくるのは、良いコスメの条件のひとつだと思います。

 いつものメイクに使えるアイテムとして使い勝手がよく、色自体もお洒落、なだけでなく、マットな質感に苦手意識を持っていた人までも虜にしているという意味でも、ベストプチプラコスメです!

ヴィセ ニュアンス マット クリエイター

全5色 各1,320円(編集部調べ)
https://www.kose.co.jp/visee/


コーセー

フリーダイヤル 0120-526-311
https://www.kose.co.jp/

私はココで購入しました

・ミネドラッグ幡ヶ谷店
https://www.mineiyakuhin.co.jp/store/

プチプラ美

高級コスメにうっとりしつつ、デイリーメイクにはプチプラコスメも出番多し、の美容メインのなんでもライター。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。

次の話を読むプチプラコスメ・ザ・ベスト2022〈8〉 センスの塊「エクセル」アイシャドウ サッと塗るだけ夜まで目元がきらめく

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Column

大人がうっとり♡ 優秀プチプラコスメ

大人にもオススメしたい、大人にこそ使ってほしい優秀なプチプラコスメ。コスメファンのプチプラ美が、いつものあのショップで見つかる、使ってよかったアイテムを紹介します。

2022.12.15(木)
構成・文=斎藤真知子