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【本誌インタビュー続編】艶やかな中にも軽妙さや貫禄をのぞかせて

 今年、宝塚歌劇団を退団したばかりの綾 凰華さん。華やかな容姿と繊細な演技に定評のあった綾さんにとって、これが退団後初の本格舞台出演となる。

 今回演じるのは、かつて一文字一家という刀派の頭を務めながらも、今は気ままな隠居ライフをおくっている一文字則宗というキャラクターだ。

「華やかな風貌とかけ離れた、役の核をしっかり掴みたい」

 今回の出演のオファーをいただいたときに、一文字則宗について調べたら、諸説はあるものの、沖田総司にゆかりが深い刀剣男士なんですよね。

 宝塚在団中、『誠の群像』という作品で沖田総司を演じさせていただいていたこともあり、とてもご縁を感じました。

 一文字則宗は、風貌から受ける印象と、彼から発せられる言葉だったり押し出される空気感というものにかなりギャップがあるので、彼の核になっているものをしっかり掴めたらと思っています。

 髪の色味には、菊の花のイメージなんだそうです。ビジュアル撮影時、ヘアメイクさんがかなり拘られていたのが印象的でした。

共演者が語る! 役衣裳でのビジュアルについて

 綾さんの扮した一文字則宗のビジュアルを見ながら、「金髪が似合う!」と盛り上がっていた七海ひろきさんと彩凪 翔さん。

 「最初に見たときすごく似合っていて絵から抜け出てきたみたいって思った」と七海さん。

 「金髪と赤い衣裳が爽やかで、ちょっとベルサイユ宮殿にいそうな感じ(笑)」という彩凪さんの言葉に、大きくうなずいていたのも印象的でした。

七海ひろきさん・彩凪 翔さん・綾 凰華さんのインタビューの一部を特別公開中!
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綾 凰華(あや・おうか)

1月5日生まれ、兵庫県出身。2012年に宝塚歌劇団に入団。星組に配属される。華やかな容姿と心情溢れる芝居で早くから注目され、’17年の『阿弖流為-ATERUI-』で演じた母礼役は強い印象を残した。その年に雪組に組替えし、その直後の『ひかりふる路』で新人公演初主演、翌年の『ファントム』新人公演でも主演を務めた。’22年6月に退団。『CITY HUNTER』の槇村役も評判に。今年9月に舞踊朗読劇 Tales of Love『阿国-かぶく恋、夢の果て-』で退団後初舞台を踏んだ。

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語

【日程】2023年2月4日(土)~2月19日(日)
【劇場】東京:TOKYO DOME CITY HALL 大阪:オリックス劇場
https://stage-toukenranbu.jp/stage/

次の話を読む「この3人の関係って新鮮かも(笑)」 七海ひろき、彩凪 翔、綾 凰華の 3人が「刀剣乱舞」で集結。動画も!

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2022.12.07(水)
文=望月リサ、CREA編集部
写真=多田 悟
動画=鶏冠井健人、鈴木七絵、平松市聖