ミュージカル「テニスの王子様」や「刀剣乱舞」など、人気の2.5次元舞台を中心に活動している俳優・牧島 輝。
このたび初主演映画『海岸通りのネコミミ探偵』が公開される彼に、作品についてはもちろん、着実に積み上げていったキャリアについて振り返ってもらいました。
●子供の頃の夢は「あさりのお味噌汁を作る人(笑)」
——幼い頃はどんな夢を抱いていたんですか?
あさりの味噌汁が好きだったこともあり、「あさりのお味噌汁を作る人になりたい」と言っていました。もちろん、今も好きです(笑)。幼稚園のときから水泳を7年間、中学生になってからはバスケを5年間やっていましたが、将来スポーツ選手になりたいと思ったことは、一度もありませんでしたね。
——その後、どのようなきっかけで俳優の道に進むようになったのですか?
中学生のときに、「花より男子」や「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」、あと「ROOKIES」といったドラマが流行っていたので、どこかで俳優という仕事に憧れを持っていたんです。2013年、17歳のときに、自分から養成所のオーディションに応募しました。それに合格して、事務所に入ることになりました。
——2016年には、劇団たいしゅう小説家「カンタンには死にたくない! (仮)」で初舞台を踏まれます。
自分に自信がないし、緊張しやすいタイプだったのですが、セリフも飛ばずに、噛まずに言えましたし、意外と度胸があることに気付きました。ただ、親と地元の友だち数人しか、自分のお客さんを呼べなかったので、「ちゃんとお客さんを呼べる俳優になりたい」と思うきっかけになりました。
2022.11.25(金)
文=くれい 響
撮影=末永裕樹
スタイリスト=奥村 渉
ヘアメイク=永井友規