土壌を丹精込めて作り上げた老舗ワイナリー
◆タケダワイナリー(タケダワイナリー)
![蔵王連峰の麓にあり、畑の広さは15ヘクタール。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/1280wm/img_6ebd277e882e8b7b62d2763748d6252d173388.jpg)
日当たりのいい山の斜面に広がるブドウ畑にはキジがやってくるという。鳥にとっても居心地のいい環境は、自然を守りながらブドウ栽培を真面目に行っている証拠。
![標高約300mにあるマスカット・ベーリーAの畑。2 未成果や病気のついたブドウがないか、選別するのは大切な作業。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/a/1280wm/img_ea41a2a1d4da2a67616aec10157d9b2a291051.jpg)
日本ワインを牽引してきた「タケダワイナリー」は5代目社長・岸平典子さんが受け継ぎ、自然との共存をより意識している。彼女はフランスのワイン技術学校で学んだ後、山形県上山市だからこそ生まれる味を追求。
![「良いワインは良いブドウから」と除草剤、化学肥料を使わずに栽培している。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/2/1280wm/img_b2e989eb3aad6e484a4d0508b685b975192220.jpg)
先代からの土作りを続け、日本や欧州系品種を栽培し、収穫後はブドウをきめ細かく選果するなどの手間をかけて、質の高いバランスのいいワインを造り出している。
![未成果や病気のついたブドウがないか、選別するのは大切な作業。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/1280wm/img_5435bfd16b282772d4c28dcd50cda54b122019.jpg)
![美味しい果汁の香りに包まれた圧搾。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/c/1280wm/img_8cd45c83b797bc1e8c5f7d2d9da6f3de64285.jpg)
8月中旬から10月ごろにワイナリー見学をすると、タイミングが合えば収穫や圧搾の様子を見ることができ、ワイン造りの物語を知ることで魅力を深く実感できる。
![左から、酸化防止剤が入っておらず無濾過のタケダワイナリー サン・スフル ロゼ(発泡) 750mL 2,200円(参考価格)、自社農園のブドウを使ったドメイヌ・タケダ ベリーA古木 750mL 4,180円(参考価格)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/1280wm/img_d49703f2d819e92e05c9f31a6ccff73f70410.jpg)
タケダワイナリー(タケダワイナリー)
所在地 山形県上山市四ツ谷2-6-1
電話番号 023-672-0040
ワイナリー見学 10:00~11:30、13:00~16:30
※要予約 12月~3月は平日のみ。
http://www.takeda-wine.co.jp/
2022.07.28(木)
Text=CREA編集部
Photogaraphs=Jun Hasegawa
CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。