ワイナリーの数としては国内四番目の山形で、注目の産地が上山市と南陽市。蔵王連峰の麓にある上山には100年以上の歴史をもつ老舗があり、ワイン造りの土壌が備わっていた。そこに、新たなワイナリーが加わり、面白いムーヴメントが起きている。
しかも、上山、南陽ともに温泉町で“湯とワイン”という、旅人にとって最高の組み合わせに。
他にも庄内地方にあるレストラン付きのワイナリーや出汁の旨みと日本ワインを合わせた店など、美酒と食材豊かな山形らしいスポットを巡る。
今回は、山形ワインが買えるワイナリーやショップを4軒ご紹介。
ヴィンヤードの真ん中で大地のワインを
◆ピノ・コッリーナ松ケ岡(ピノ・コッリーナまつがおか)
![ショップでは自社ワインのほかノンアルコールワイン、おつまみなどを販売。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/1280wm/img_e8fdc2ee0c10502c959de0f948dcac62155391.jpg)
庄内地方の鶴岡市に2020年に誕生したワイナリー。
![シルク産業が栄えた松ヶ岡開墾場に隣接するワイナリー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/1280wm/img_c1f411ca6f680c163ad79e01ccfd816298836.jpg)
自社農園で収穫したブドウを、ポンプなどを使わない自然に任せた手法で醸造し、エレガントな味わいのワインに仕上げている。その美味しさを併設のレストランだけでなく、なんとブドウ畑の中でも楽しめる。
![ピクニックセット2名用(ワインボトル1本、ハンバーガー、ソーセージなど) 11,000円。要予約。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/1280wm/img_75ed664976b9987e6d764ebcb5c4b62c118992.jpg)
ボトル1本と軽食が付いたピクニックセットは、ピノ・ノワール、シャルドネなどの木々の間にシートを敷き、ブドウが育つ陽射しや風を感じながら味わうという贅沢さ。
緑が眩しい夏、紅葉する秋など、季節ごとの美しさとワインの味が、旅の鮮やかなシーンとして刻まれる。
![左から、鶴岡甲州750mL 3,300円、現在は完売で9月以降に販売開始する予定。ブドウの木のチップでスモークしたオリジナルの燻製ナッツ80g 626円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/1280wm/img_e86c373cfa4e74edfeeacfd82fdcbb9b87280.jpg)
ピノ・コッリーナ松ケ岡(ピノ・コッリーナまつがおか)
所在地 山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2
電話番号 0235-26-780
営業時間 10:00~17:00/レストラン 11:00~14:30 L.O.、カフェ14:30~16:00 L.O.
※ディナーは予約制(3日前まで)。
※ワイナリー見学は問い合わせを。
https://pinocollina.com/
2022.07.28(木)
Text=CREA編集部
Photogaraphs=Jun Hasegawa
CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。