お気に入りホテル大賞～近畿篇～
個性あふれる宿で“旅の幸せ”を満喫

　CREA WEBメンバー約5,000人がおすすめの一軒をお教えする「CREA WEBお気に入りホテル大賞」。今回は近畿地方から旅する幸せを実感できる、とっておきの宿をご紹介しましょう。

» 「次はどこ行く!? 旅に出たくなるホテル」特集一覧

【滋賀】琵琶湖のほとりで贅沢な休日を満喫

●琵琶湖ホテル［大津］

　滋賀県への旅といえば、なんといっても琵琶湖。日本一の湖の周りには、心癒やされる宿がいっぱいです。

すべての写真を見る

　目の前に琵琶湖の絶景が広がるこちらのホテルは、全室がレイクビュー。気分爽快な風景を眺めながら、優雅な滞在を楽しめます。

「素晴らしいロケーションとサービス」(40代男性)、「京都・滋賀を満喫できる場所にあり、接客がよかった」(50代男性)、「琵琶湖の景観がよく、温泉もある」(60代女性)

　広々とした温泉大浴場からも、もちろん琵琶湖を一望でき、自然の風を感じる露天風呂も心地よさ抜群です。

　滞在するならおすすめは、プレミア・ラグジュアリーフロア「Vista」。全室に「エアリーバス(ビューバス)」が付いていて、しかもクラブラウンジを利用可能。

　日本料理、鉄板焼、イタリアン、カフェ……、夏には屋上アウトドアBBQがオープンするなど、充実したレストランも魅力的。大きな窓の向こうに琵琶湖を眺めながらの朝食も素敵です。

●湯元舘はなれ 葭蘆葦［おごと温泉］

　琵琶湖の畔で約1200年の歴史を誇る名湯・おごと温泉で特別な時間を過ごすなら、湯元舘はなれ 葭蘆葦(かろい)。客室はわずか10室、全室に温泉露天風呂を備えたラグジュアリー旅館です。

「食事がとにかくおいしい。お風呂上がりの休憩所の飲み物など、サービスも最高。そして何より泉質がめちゃくちゃいい。お部屋もとても素敵で、大人の休日を過ごせます。なかなか予約がとれないですが、また自分へのごほうびで行きたいです」(40代女性)

　ゲストから絶賛される夕食は、地元産にこだわった会席料理。いちばんおいしい状態で味わってほしいという、料理人の想いが詰まったメニューに、至福を感じること間違いなしです。

●ロテル・デュ・ラク［奥琵琶湖］

　県都・大津から湖畔を北上した奥琵琶湖は、透き通った湖水と周囲の豊かな自然に癒やされるエリア。琵琶湖国定公園のなかに位置し、約4万坪もの敷地面積を誇るロテル・デュ・ラクは、心静かに優雅な休日を過ごせる隠れ家リゾートです。

「ロッジスタイルの独立した部屋なので、ほかのお客さんと接する機会が少なく、安心して泊まれる。景色も素晴らしい」(30代女性)

　広大な土地に、客室は15室。ゆとりある空間にスタイリッシュな家具を配し、まるで自分の別邸のようにくつろいで過ごせるの魅力です。

　このリゾートに滞在する大きな目的といえば、レストラン「SOWER」で味わえる、唯一無二の美食。

　あの「noma」が東京でプロデュースしたミシュラン2ツ星「INUA」で副料理長を務めたコールマン・グリフィンさんと、サービスマネージャーだったキャシー・ジオンさんが、発酵食をはじめ奥深い食文化が息づく湖北地方の風土を再解釈した料理を提供。

　美食家たちが憧れる、とびきりの美味体験がこのリゾートで待っているのです。

●宿場町 HOTEL 講 大津百町［大津］

　湖国滋賀の県都・大津で個性的な滞在を満喫するなら、宿場町 HOTEL 講 大津百町。分散型ホテルの先駆けとなった楽しいホテルで、東海道五十三次最後の宿場町として栄えたこの街の魅力を再発見できます。

「町家のリノベーションで、お庭付き。地域の商店街と連携しているところが面白い」(40代女性)

　7つの客室棟は、いずれも築約100年の古い町家をリノベーションしたもので、地元の人に長く親しまれてきた商店街のなかに点在しているのがユニークなところ。

　チェックインを済ませたあとは、この街の住人気分で商店街を散策。江戸時代から続く鮒鮓の名店、昔ながらの漬物屋さん、美味しい居酒屋さんなど、のんびり街歩きを楽しめば、気になるお店にめぐりあえます。

●料亭旅館やす井［彦根］

　琵琶湖畔の城下町・彦根には、湖国の美味を存分に堪能できる老舗料理旅館が。

「静かな環境でゆったりできる。食事もおいしい。彦根城に近い」(50代女性)

　国宝・彦根城のすぐそばに看板を掲げる料理旅館 やす井は、明治2年の創業。9室の客室は、それぞれ趣の異なる庭を望み、雅な風情に心が安らぎます。

　滞在の醍醐味といえば、旬の味覚をふんだんに取り入れた四季折々の会席料理。地元が誇る贅沢食材のほか、一皿の上には料理長自ら野山で採ってきた自然の恵みも……。

　日本三大和牛に数えられる近江牛の上質な旨みを堪能できる「認定近江牛しゃぶしゃぶプラン」も人気です。

2022.07.05(火)
文＝矢野詔次郎