これまで演じたなかでも“わかみー”はハマり役
6月からは出演する『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が公開される。2019年の冬クールに放送され、ディーン・フジオカさん演じる犯罪捜査コンサルタントの誉獅子雄と、岩田さん演じる元精神科医・若宮潤一との痛快バディが話題となったドラマ『シャーロック』の映画版だ。緻密な脚本、ギミックの効いた映像、何よりもテンポよい名掛け合いが視聴者に愛された。
これまで数々の役をやってきた岩田さんだが“わかみーちゃん”への思いはひとしお。
「自分がやってきたなかでも、すごくはまり役と言っていただけるキャラクターでした。自分のイメージと合うのかな……、分かんないけどね(笑)。ドラマのときも“わかみーちゃん”とか“若宮ちゃん”と呼ばれていましたし、映画という形で帰ってこられて純粋に嬉しかったです」
ディーンさんとも「またどこかで一緒になるだろうな、という気はしていた」と相性のよさを感じていた岩田さん。
「映画になることについて“やっぱり嬉しいね!”という話はしていました。ドラマからこつこつやってきて、豪華版という感じで世の中に届けられるので」
劇場版では、獅子雄&若宮は瀬戸内海の閉ざされた離島に、事件解決のため出向く。現地ではバラバラに捜査にあたるふたりだが、獅子雄による若宮への無理難題は相変わらずでシリーズのファンはニヤリとさせられるだろう。
「ちょっと夫婦漫才みたいな感じですよね(笑)、掛け合いの妙があるというか。ドラマと違うのは、獅子雄は今回ある種、信頼して若宮に現場を任せているんです。バディの信頼関係がちょっと進んだようになっています」
気の早い話だが、ドラマのシーズン2、はたまた劇場版2などを期待してもいいもの?
「え! 今回が当たったらやるんじゃないですかね。はい、当たってほしいです(笑)」
この日一番の無邪気な“わかみー”スマイルが弾けていた。
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映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
瀬戸内海の離島で、日本有数の資産家が莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家は死の直前、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮潤一(岩田)に依頼していた。真相を探るため、島に降り立った誉獅子雄(ディーン)と若宮だったが、新たな事件が連鎖し、関係者がひとりずつ消えてゆく……。2022年6月17日より全国公開。
2022.07.03(日)
Text=Kyoko Akayama
Photographs=sai
Styling=yasuhiro watanabe(W)
Hair & Make-up=Shinya Shimokawa(BERYL)