ドラマ「あなたの番です」や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」、恋愛モキュメンタリー番組「私たち結婚しました2」など話題作への出演が相次ぐ浅香航大さん。おいしいご飯とおいしいお酒、そしてキャンプをこよなく愛する、29歳の男子の充実の日々について伺いました。

ここ2年は酒場のありがたみを痛感する日々だった

――コロナ禍直前の2020年1月に放送されたドラマ「今夜はコの字で」のSeason2が、約2年半ぶりに放送されますね。

 「待ってました!」って感じでした。「コの字」チームはスタッフ含めて本当に仲が良かったので、またみんなで集結してドラマを作れることがとてもうれしかったですし、コロナ禍を経験したことで、酒場の大切さを改めてみなさんに感じていただけることは、とても意義のあることだと思いました。

――この2年で飲食店を取り巻く環境は激変しましたね。

 おいしいお酒とご飯を楽しんで、人とコミュニケーションを取って、気持ちをホッとさせたり「また明日からがんばろう」って思えたりする。酒場はそういう場所ですよね。酒飲みとして、ここ2年は当たり前にあったはずの酒場のありがたみを痛感する日々でした。

――ドラマでは、中村ゆりさん演じる大学時代の先輩の恵子からおすすめのコの字酒場を教えてもらい、すっかり虜になってしまう広告代理店勤務の吉岡を演じています。浅香さんが飲みに行くのはどんなお店が多いですか?

 僕も雰囲気で言えばドラマのように横丁にあるような大衆酒場が多いですね。雰囲気が良さそうだなと思ったら1人でふらっと入ることもよくあります。そこでお店の人と仲良くなったり。そういうお店はいくつもあります。

 酒場で上手くコミュニケーションを取る方法は、やっぱりお店の人と仲良くなること。僕もそこから常連さんと仲良くなって、プライベートでも遊んだりするようになりました。

いろんなジャンルの仕事をしている人の話を聞くこと自体が、自分の仕事にとってプラスになっていると思います。

――「今夜はコの字で」に出演してから、浅香さんのお酒の飲み方に変化は?

 料理とお酒のペアリングは多少意識するようになったかもしれません。基本的にはハイボールが好きなんですが、料理によって日本酒やワイン、たまに焼酎を合わせてみたり。そういう選択ができるようになったのは、ちょっと大人になった気がします。

2022.03.27(日)
文=松山梢
写真=深野未季
ヘア&メイク=安方成穂
スタイリング=根岸豪