俳優・浅香航大インタビュー充実の暮らしのキーワードはおいしいお酒とご飯、そしてキャンプ

CULTURE

2022.3.27

親父から受け継いだ古いランタンは、大事にしていきたい

――働く大人にとって、家や職場とは違う居場所があることはとても心強いですが、酒場以外に、そういう居場所はありますか？

　僕にとってはやっぱりキャンプですかね。それこそ飲み屋で出会った人に誘われて3年前から行くようになりました。飲食店の人もいれば、アパレル業界の人やジュエリーデザイナーなど、職種は本当にさまざま。同じ趣味さえあれば、仕事なんて関係なく仲良くなれるなって思います。

――そこまで熱中するようになったキャンプの魅力は？

　もともと自然が大好きなので、自然の中に身を置いているとリフレッシュできるし、日常を忘れることができるから好きなんです。

　あとテントを設営したりするのって、ちょっと自分の基地を作っている感覚になって子ども心を思い出すんですよね。

　キャンプ用品はフルセット持っています。だから荷物が重すぎて(笑)。

　中でもこだわりは、親父からもらったランタン。親父もキャンプが好きな人なんです。今はBluetooth内蔵のLEDタイプなんかもありますが、僕が譲り受けたのはガソリンで火を付けるアナログなもの。20年くらい前の古いものですが、これからも大事にしていきたいなと思っています。

――SNSではキャンプ飯も投稿されていますね。

　キャンプでも料理は意外と色々作れるんですよ。アクアパッツァを作った時は、最後に残ったスープでパスタにしたことも。もともと料理は好きですし、カレーやステーキ、パンなど、これまでにいろんなメニューを作りました。

「今夜はコの字」で食べた料理で、これから試してみたいものも結構あるんです。

　例えばアボカドとかんずり酒盗を混ぜるだけのアボカド酒盗とか。さっと作れるさっぱりしたつまみは、普段でもキャンプでも作れたらいいですよね。

――キャンプ以外にハマっている趣味は？

　最近だと車の改造。オフロードの四駆自動車が好きなんですが、ランプをつけたりタイヤを変えたり車高を上げたり……。そういうことをしている時間が楽しいんです。

　仕事しかやることがないよりも、「◯◯を楽しむために仕事をがんばろう！」みたいに思えるものがあったら、毎日がすごく充実しますよね。8月には30歳になりますが、これからももっと趣味を極めていきたいと思っています。

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浅香航大(あさか・こうだい)

1992年8月24日生まれ、神奈川県出身。主な出演作は連続テレビ小説「マッサン」、「ひよっこ」、ドラマ「あなたの番です」、「心の傷を癒すということ」、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」、映画『劇場』、『滑走路』、『犬部！』、『あなたの番です劇場版』、『チェリまほ THE MOVIE〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』など。

真夜中ドラマ「今夜はコの字で Season2」