●時間がかかるパイ作りをていねいに
![「ずっとお菓子作りをしていきたい」と甲谷さん。心を込めて作り、笑顔でていねいに接客。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/1280wm/img_56d958fd0fb63c775ba96745f355cec3240484.jpg)
「エブリパイ」の甲谷さんは、小さい頃からものづくりが大好きで、高校卒業後、製菓専門学校へ。「学校に入って色々なお菓子を作る中で、焼き菓子の魅力に魅かれました」。
個人経営のドーナツ専門店で働いて経験を積みながら、自分のお店を持つという目標を実現するために、物件探しやお菓子研究を続けます。
![焼きたてのアップルパイ。直径16センチのホールの予約も受け付け。受け取り日の2週間前から前営業日の12時までに注文。1台1,850円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/1280wm/img_1af8934d72bd34d238aa34ee710c355e214369.jpg)
パイ専門店に決め、2021年4月14日(水)、自店をオープン。「いろんな時にパイを食べてほしくて、甘い種類とお総菜の両方をやりたかった」。時間がかかるパイをていねいに作っています。
![アップルパイを割って、ガブリ。「パイ生地は、アメリカの伝統的な家庭のレシピがベース」と甲谷さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/1280wm/img_dbcd0483e9ae21172accc41056553d6b114931.jpg)
「国産小麦粉を使って、パイ生地から手作りしています。ひとりで作るので、1日仕込んで2日販売というルーティンで週4日の営業なんです」。
![後日のミニパイ。春の「よもぎあんもち」300円(右中)、「安納芋のスイートポテト」320円(右上)。「あんもち」(左上)、「レモンクリームチーズ」(左中)。「キャラメルナッツパイ」(下)や定番のハンドパイも、当日の電話予約が確実。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/8/1280wm/img_a87e03ff426bbad57ad6422686cf39d6170472.jpg)
2週間後にお店を訪れると、新たに「よもぎあんもち」「安納芋のスイートポテト」が登場していました。
![ガラスの手書きメニューが可愛い。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/0/1280wm/img_908ccd4c904a483a3b644caaa3d74003234124.jpg)
「パイや焼き菓子で、おうち時間を少しでも豊かにするお手伝いができればうれしいです」と甲谷さん。パイ以外にも作りたい焼き菓子が色々あると言います。
「バタークッキー」「オートミールビスケット」「アーモンドロッククッキー」「ピーナッツバタークッキー」など、食感の違いが楽しいクッキーを作ってみたり、クリスマスには「ジンジャーマンクッキー」を登場させたり。「マフィンも好きなので色々作りたいです」。
これからの展開が楽しみな、パイ専門店です。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行
生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。
2022.03.13(日)
文・撮影=そおだよおこ