【2022年3月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 アジア各国の運勢を総括するなら曇り空。どの国も順風満帆とは言えません。

 東南アジア=太陽星には、厄を解く天鉞、助力を意味する左輔という2つの吉星がある一方、喪門と破碎という2つの凶星が入ってきます。

 理想通りに物事を進めるのは難しい模様ですが、旅行&ホテル業、金融業は回復の兆しが見えてきそうです。

 また、コロナウイルスの感染者数は増減を繰り返すかもしれませんが、これまでのような犠牲は出ないものと思われます。

 中国=武曲星には、陰煞と晦氣という2つの凶星が入ってきます。

 陰煞は鬱々とした状況、晦氣は障害のある状況を意味し、現実問題に鑑みると、コロナの感染拡大やオリンピックの批判などを想起させますが、向かいの宮の太陰星の好影響を受けるため、凶星などなんのその、あらゆる暗雲を吹き飛ばし、経済的回復を目指して突き進んでいきそうです。

 特に観光業と金融業が好調となるでしょう。

 台湾=天同星には、吉星の天魁と凶星の天哭が入ってきます。

 吉星に守られるひと月ではありますが、天災や人災、それをめぐる悲しい出来事を示唆する天哭があることから、コロナの感染拡大が発生するなどの困りごとが起きる可能性も。

 あるいは、他国の感染状況が好転しないために、入国条件をなかなか緩められず、国内の経済活動が正常化していても、観光関連が相変わらず苦しむ……ということかもしれません。

 北朝鮮=天梁星には、吉星の紅鸞、凶星の羊刃と天狗が入ってきます。

 紅鸞は恋愛を意味する星ですが、羊刃があると“刃が肉を裂き、血が流れる”状況を示唆します。天狗は為政者の無理難題による脅威と読むことができるため、政府による粛清など、人々が震え上がる状況となるかもしれません。

 そして、日本と韓国=七殺星。この時期は病符、亡神という2つの凶星が入ってきます。

 この星回りは、弱者が病で亡くなる状況を暗示しています。日本では5〜11歳へのワクチン接種が始まるとのこと。子どもたちの安全が大変気がかりです。

 コロナの脅威は以前ほどではないとはいえ、子ども、老人、病人、社会的弱者の方々を守っていく対策が取られること、また皆さんが引き続き自衛に努めていくことを願ってやみません。

 経済的な回復は、日韓ともにあまり期待できそうにありません。

 どうか皆さんに神様のご加護がありますように。

2022.02.27(日)
文=堀 由美子