#1 捨てられない、宝物性を持つ

4・5:中国ブランド・花西子 Florasisの絢爛さ。(4 ケースには孔雀。玉女桃花プレストパウダー 5,600円、5 縁結びの印「錠」がモチーフ。百花同心錠 彫刻リップ 全2色 各5,600円)/杭州宜格化粧品
6〜8:2020年始動のエルメスのビューティラインはさらに展開。(6 シルクのようなチーク。ローズ エルメス ファー ア ジュ プードル ソワユーズ 全8色 各9,020円、7 ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル マット ローズ・タミゼ 49[限定品]8,800円、8 唇に淡い色づきと輝きを。ルージュ・エルメス ポピーリップシャイン 7,920円)/エルメスジャポン
これらは一見、時代を後戻りするかに見える。貴族の持ち物のような装飾。19世紀的に一つ一つ容器が異なるグッチの口紅。
まるでオブジェの如くモダンで美しい全品レフィル対応のエルメスコスメ。なぜそれが未来的なのか?
ズバリ、決してないがしろにできない、簡単には捨てられない、むしろ大切に大切に持ち物として魂を宿せる宝物性を持っているから。それがサステナブルになるからなのだ。
グッチ ジャパン
フリーダイヤル 0120-99-2177
https://www.gucci.com/
杭州宜格化粧品
service_jp@florasis.com
https://florasis.com/
エルメスジャポン
電話番号 03-3569-3300
https://www.hermes.com/
#2 通わない美容医療

将来、化粧品と美容医療の差がなくなる中でも、美容整形に追随する様々なテクノロジーが今後次々に登場することが予想される。

4:3ステップで目の下のふくらみにスキンフィルムを形成。いわば「第二の皮膚」が目袋を瞬時にカバーし、たるんだ目元が目立たなくなる。ビオパフォーマンス セカンドスキン 35,200円/SHISEIDO
しかも奇想天外、ユニークすぎるものが次々に。目の下のたるみ=アイバッグをなかったものとする人工皮膚の形成、すでに定番化している注射式=ニードルパッチも針の数を大増量、さらにはフェンシングのマスクのような家庭用美容機器まで。この分野、まさに予測不能だ。
MIK
電話番号 03-6263-0703
コスメディ
フリーダイヤル 0120-57-1510
https://cosmed-pharm.co.jp/
SHISEIDO
フリーダイヤル 0120-587-289
https://brand.shiseido.co.jp/
2022.01.02(日)
文=齋藤薫
CREA 2022年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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