いかなる美しさも見慣れれば飽きられる
だから、メイクは時々変えたい

 週に一度、メイクは一体何のため? そう自問する習慣をもつ人がいた。でないとメイクはたちまち惰性となり、ただ顔に乗っかってるだけになりがちだから。

 キレイにならなきゃ意味がない、本当にキレイになっている? と、一つ一つプロセスをチェックする。

 もちろんトレンドを熱く形にするコスメもそれはそれで魅力だが、ここは人を裏切らないメイク効果だけを追ってみた。

 一見同じようなアイテムに見えても、メイク効果には大きな個体差がある。が、実際試さなきゃわからないのもメイク効果。

 そこで例えばこの12のセレクトは、一つ一つがメイクの力を思い知らせるはずだ。

 ただ、メイクはやっぱり時々変える。というより、進化させる。でないと、いかなる美しさも見慣れれば飽きられる。

 時々でも、キレイになったネ、見違えたネと言わせるのが、常に存在感を煌めかせる条件。難しい話じゃない。

 メイク効果のある製品で色を替えること。いつもベージュの人が赤い口紅に替えるだけで見違えたと感じさせるのもまた化粧の力学。

 目新しさでハッとさせる、それもまたメイク効果なのだ。こうした嬉しい容易さも知った上で、メイクの力を改めて思い知る。そんなシーズンにしてみて欲しい。

#01 Dior
ディオール アディクト リップ マキシマイザー

ヒアルロン酸で唇ふっくら、最強のリップ効果

 口紅下地でも上地でもツヤとボリュームアップでたちまち虜。

パルファン・クリスチャン・ディオール

電話番号 03-3239-0618
https://www.dior.com/

#02 ALBION
エクシア AL コンプレクション ブラッシュ

青みとパールが肌の透明感になりすます!

 不思議! 一見ちょっとくすんで見えるほどの青みのピンクに絶妙なパール感。ただホワッと頬に置くだけで、そのまま肌の透明感と自然な血色になり変わる。

アルビオン

フリーダイヤル 0120-114-225
https://www.albion.co.jp/

2021.09.21(火)
文=齋藤薫

CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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