名古屋コーチンらしさを存分に味わえる!
名古屋コーチンで知られる、名古屋の名店「一鳳」グループからカジュアルスタイル「弌鳥」が東京・虎ノ門に初進出!
はね返るような食感やコクのある味わいで知られる名古屋コーチン。そのおいしさを、思う存分楽しめるのが「名古屋コーチン 弌鳥 虎ノ門」です。
こちらで提供される料理には、名古屋コーチンに関して圧倒的なルートをもっている、この店ならではの味わいが、随所に感じられます。
もともと現社長である今津邦博さんの祖父が、昭和28年に名古屋で鶏肉を扱う小売店「今津屋」を創業。2000年に3代目となる邦博さんが名古屋コーチンを提供する飲食店をスタートしました。
そして、小売店だった「今津屋」を卸売専門に鞍替えしたことで、朝絞めの鶏が小売店を介することなく、午前10時には名古屋の弌鳥へ。店内でさばかれた鶏は、翌日には東京の店に届きます。
小売店の時代から、低カロリーになるよう餌の配分を変えたり、運動をさせたりと、養鶏農家の飼育法にこだわっていた弌鳥の鶏肉はこれぞ、名古屋コーチン! のおいしさを実現しています。
串焼きは、備長炭を使い短時間で焼き上げる
数あるメニューの中でも、名古屋コーチンらしさを思いっきり堪能できるのが、串焼きです。
大きめにカットされた肉のうまみを閉じ込めるため、焦がさないように注意しながら、備長炭を使って短時間で焼き上げます。口に入れれば、カリッのあとにジュワッと肉汁が溢れ出し、炭の香りが鼻から抜ける極上の味わい。
しかも、虎ノ門店は一鳳グループ率いる今津社長が自ら焼いてくれることもある特別な店。ここが数店舗ある弌鳥の中でも一番おいしいかもと社長は冗談混じりに笑います。
味噌鍋のスープは八丁味噌をベースにブレンド
名古屋コーチンを使った味噌鍋も自慢のメニューのひとつ。
一般的な鍋では鶏のすべての部位を使いますが、こちらでは一番おいしくて最も高価なもも肉だけを使用。
八丁味噌をベースにほかの味噌を独自にブレンドしたスープは、濃厚でありながらまろやかな味わい。するすると飲めてしまいます。
炭の香りが香ばしい名物の親子丼
もうひとつ、ぜひ食べてみたいのが、名物を謳う卵からお肉まで全て名古屋コーチンのみを使用した「親子丼」です。
使用するのは、皮面を炭火であぶることで余分な脂が落ち、香ばしい炭の香りが感じられる名古屋コーチンのもも肉。
サイコロ状にカットして、旨味、歯応え、コクを出しているのも特徴です。
〆にこれを食べるために、胃袋には余力を残しておくことをオススメします。
2021.10.18(月)
文・写真=石川博也