終わらないコロナ禍。繰り返す緊急事態宣言。会いたいのに会えない。行きたいのに行けない。そんな世の中になって1年半くらいが経ちました。
昨年末、コロナ禍で疲れ切っていた僕に、エレガントな上司のKさんが花を飾ることを薦めてくれて、人生で初めて花を飾ってみました(初めて生けたときの記事はこちら)。
それからはスーパーで定期的に花を買って飾るようになり、日々癒されて過ごしてきましたが、疲弊しすぎて癒しが物足りないっ! と感じていたところ、フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが毎日花を1つナビゲートしてくれる素敵な連載「ブルームカレンダー」が始まりました。
毎日連載を見ていて、そこには誕生花も記載されていたので、せっかくなので自分の誕生花を生けてみたい! と思い、今回は実際に男性編集部員Fが、誕生花を買って生けるまでの体験談をまとめてみようと思います。
運命を感じてしまった誕生花、ニゲラ
僕の誕生日は3月8日なので、最初に誕生花を記事のキーワード検索から日付で検索してみました。すぐに見つかったのですが、候補が2つ出てきました。
1つ目は「ニゲラ」、2つ目はブルースター「ピュアブルー」という花です。とりあえず記事の花言葉を見てみます。
●ニゲラ
【花言葉】未来、夢で会いましょう、夢で逢えたら、本当の私
●ブルースター
【花言葉】幸福な愛、信じあう心
どちらも素敵ですね。どちらを生けるか迷う……と思いきや自分の中ではニゲラ一択。
実は最近良く聴いているアーティストの和ぬかさんの曲に『ニゲラ』というタイトルのものがあったので何か運命を感じ、これを生けたい! と思いました。
曲を聴いていたものの、ニゲラが花とは知らずに聴いていて、改めて歌詞を見てみると出だしの部分から
「あなたは未来がわかるのね この先私たちどうなるの?」※1
と完全にニゲラの花言葉を彷彿とさせる歌詞がありました。この歌はニゲラに向かって歌っていたようです。
歌詞をしっかり読まずに聴いていた情けなさを心に抱え、僕のニゲラ探しの旅が始まりました。
※1 和ぬかの『ニゲラ』より引用
2021.08.11(水)
文・撮影=CREA編集部