室内が高温になる夏は、家のお花が短期間で枯れてしまうことも。
夏の間もお花を長く楽しみたい人のために、フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが、暑い室内でも比較的長持ちする、丈夫な切り花を教えてくれました!
夏にお花が枯れてしまうのは、室温が高くなり、水が腐ってしまうから。
今回ご紹介するお花は、水が腐りやすい状況でも、比較的元気な状態を保ってくれるものになりますが、基本的に人間が不快だと感じる環境は花にとっても不快なもの。
暑い日は、部屋の風通しをよくしておいたり、軽くエアコンをかけておいたり、花が快適に過ごせるように配慮を。水替えのときに、水に氷を入れるのもおすすめです。
◆ひまわり「東北八重」
八重咲きのひまわりで咲き方に一本一本個性がある楽しい品種「東北八重」。
通常のひまわりだと、一輪でも花がとれてしまうと花としての形を成さなくなってしまいますが、八重咲の東北八重なら、多少花が散っても花の形が崩れず、長く飾っておけます。
●日持ち期間:10日程度
◆パイナップルリリー
つぼみや花のてっぺんに葉のように見える苞がついている姿がパイナップルにそっくりなことから、その名がついたパイナップルリリー。
下のつぼみから上へと向かって徐々に咲き進んでいくため長く楽しめますが、咲ききってからもさらに長持ちする、夏にありがたい花のひとつです。
●日持ち期間:14日~20日程度
◆アンスリウム
コロンビアやグアテマラなどの熱帯アメリカからやってきた、トロピカルな雰囲気満点なお花、アンスリウム。
花に見える部分が苞(ほう)で、棒状のところが花になります。古くなってくると花の色が悪くなってくるので、色が変化していないものを購入するようにしましょう。
●日持ち期間:20日程度
2021.08.05(木)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌