「資産運用には興味があるけど、むずかしいことはプロにお願いしたい……」。そんな女性は投資信託を利用するのも手です。

 投資信託とはプロが運用してくれるパッケージ商品です。日本株式の投資信託の場合は、バスケットの中にさまざまな日本株式が詰め合わせになっているイメージです。

前々回に株式投資のことをお伝えしましたが、個別の日本株式に投資をする場合は、銘柄によっては最低投資額が数十万円することもあります。いろいろな株式を持つには数百万円ものお金が必要な場合もあります。

 ところが、投資信託を利用すれば、1万円からさまざまな株式などが組み入れられたパッケージ商品を購入することができます。複数の投資家から集めたお金をプロがまとめて運用をするため、ひとりひとり小口のお金での投資が可能になるのです。ホールケーキをひとつ買うか、リーズナブルな価格でケーキの詰め合わせを買うかというイメージを持っていただけるとわかりやすいかもしれませんね。

 たとえば、日本株式、外国株式、日本債券、外国債券の投資信託などにそれぞれ月1万円から積み立てをすることも可能です(販売窓口によっては月500円から積み立てサービスを行っているところもあります)。

 小額で国内外のさまざまな商品に投資ができるのが投資信託の大きなメリットです。「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言もあるように、できる限りリスクを抑えながらお金を増やしていくには資産を集中投資しないことが大切です。

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2013.05.26(日)
text:Yoko Hanawa
photograph:Rido / Shutterstock.com