あの石田ゆり子や中村アンが実践していることでも話題のピラティス。

 高齢者や体に不調のある人でも取り入れられる科学的メソッドであることに加え、様々なスポーツの補完的トレーニング法として、プロアスリートでとりいれる人も多く、注目のエクササイズです。

 近年はマットでのエクササイズだけはなく、専用マシン(リフォーマー)を設置したジムも増えています。

 このたび世田谷区の二子玉川に、「ピラティスミラー」がOPENしたので、体験取材に行ってきました! 寝転がって運動しているシーンを真上の鏡でみられるのは、日本ではここだけなのだそう。

寝転がった自分の体を自撮りしたくなる

 「ピラティスミラー」はその名の通り、天井に設置された鏡を見ながらピラティスができるのです。

 レッスンは1ターム30分。基本的な呼吸法からインストラクターに教えてもらい、片足で立ったりして現在の体の状態を自分で確認。

 次に、リフォーマーを使い、腹筋や大腿筋を意識したり体側を伸ばしたりして全身を整えます。

 木材やバネが使われたリフォーマーはアナログな温かみがあって、そのなめらかな動きがなんだかきもちいい。

 「初心者にこそリフォーマーはおすすめです。意識すべき筋肉を動かすために考えられた器具だから、無駄な体の動きの逃げ場もなくなります」と教えてくれたのは、インストラクターの金原麗子さん。

 リフォーマーに寝転がると「ピラティスミラー」の最大の特徴である天井のミラーに自分の姿が映っています。天井が高いので、窓が大きく、外の光がきれいに入るので、とっても気分がいい♪

 インストラクターの指示通りに身体を動かすのですが、中心軸ずれていないか、膝が開いていないかなど、ミラーのおかげで自分で細かくチェックできます。

「身体の力がぬけているのがわかるので、動かすべき筋肉を確認できるのがいいところですね。このスタジオは光の入り方がきれいなので、自撮りしたくなるという方も多いですよ。身体のゆがみもひとつひとつ修正できます」(インストラクター金原さん)

 筋肉を刺激するちょっと苦しいシーンでは、「こんな顔じゃだめだ!笑顔を作らなきゃ」と意識。呼吸するにしても、お腹から胸に空気が移動していることを、ミラーで確認しながらできるのがいいと思いました。

直前の15分前まで予約可能

 30分のエクササイズが終わると、動きは決して激しくないのに、うっすらと汗をかいた感覚を得られます。

 最後に、インストラクターの指導のもと、また立ち上がって自分の体のチェック。前屈をすると、スタート時よりもぐっと床に手がつきました。肩も腰もすっきり。

 スタジオは女性専用で、朝7時間から夜21時までの営業予定。動きやすい服装であればそのままピラティスできるので、着替えもいらないほど。1レッスンは30分で、最大6人までが同時にレッスンできます。基本的にネット予約のシステムで、空いていれば直前の15分前まで予約可能。

 やりたいと思ったときに、すぐに申し込めて、さくっとピラティスができるのが何よりうれしい30分のレッスン。事前に20分間リフォーマーを自由に使うこともできるそう。

Column

エディターズアクト

話題の新サービスや気になるスポット、ヒット中のアイテム……実際のところどうなの? 好奇心旺盛なCREA編集部員がリアルに体験してみました。

 

2021.06.15(火)
文=CREA編集部