#223 Kuro-shima
黒島(長崎県)
![展海峰から見下ろした、朝の九十九島。208の島々からなります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/e/1280wm/img_7e1e1a66af01fe6356376d3223c775ab204065.jpg)
日本一島の多い県、長崎県。展望台から九十九島(くじゅうくしま)を一目見れば、そのデータに納得いくはずでしょう。
九十九島の入り組んだリアス海岸と穏やかな海に浮かぶ島々が織りなす風景は、まるで天国の箱庭のよう。その208の島々のうち、最も大きいのが黒島です。
黒島は佐世保から西へ約12キロメートル。島の周囲は約12.5キロメートルあり、面積は5.37平方キロメートル。
![佐世保からフェリーで約50分。朝フェリーに乗って、夕方戻る、日帰り旅もできます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/6/1280wm/img_76a086210f13037a10543b25ad546dd1141073.jpg)
九十九島の中で最も広い黒島は、効率よく回るなら電動スクーターがおすすめ。島に起伏があり、見どころが点在しているので、動力付きがありがたいです。
![黒島港にある「黒島ウェルカムハウス」でレンタルできる最新型の電動スクーター「BLAZEブレイズ」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/1280wm/img_d80eb8ad3f5f1d95910ee40533fae53e187487.jpg)
黒島は400人足らずの人口のうち、8割がカトリック信者。
最初の島への移住者は仏教徒でしたが、江戸後期のキリシタン禁教政策による弾圧から逃れたキリスト教徒たちが、五島列島への足掛かりとして、黒島へ移住を図ったそうです。
島に到着して、まず向かったのは、世界遺産の“黒島の集落”の象徴である黒島天主堂。修復工事が2021年2月に完了し、教会内の見学が再開しました。
2021.06.05(土)
文・撮影=古関千恵子