春に消耗される血を補う食材で軽やかなヘルシーケーキ
「最近イタリアでも人気急上昇のキャロットケーキを、春の養生バージョンに仕上げました」と新田さん。
にんじん、ピーナッツ、レーズンはすべて血を補う優秀食材で、米粉は気を補い、イライラを鎮める。
一般的にはクリームチーズを使うトッピングを、イタリアを代表するフレッシュチーズ、マスカルポーネに替えて。
「にんじんとピーナッツ、レーズンのケーキ」のレシピ
■材料(直径6cmのマフィンカップ5個分)
[A]
・にんじん 130g
・ピーナッツ 30g
・レーズン 30g
・菜種油 50mL
[B]
・米粉(薄力タイプ) 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・シナモンパウダー 小さじ1/2
[C]
・卵 2個
・てんさい糖 50g
・塩 ひとつまみ
[D]
・マスカルポーネ 100g
・粉糖 25g
・オレンジオリーブオイル(またはオレンジ果汁) 小さじ1/2
・飾り用にんじん、にんじんの葉(あれば) 適量
■下準備
・[A]のにんじんはよく洗い、皮つきのままスライサーでせん切りにする。
・ピーナッツはフライパンで軽く炒り、粗く刻む。
・レーズンはぬるま湯につけてやわらかくし、水気をきる。
・[B]を合わせ、よく混ぜる。
・オーブンを170℃に予熱する。
■つくり方
(1) ボウルに[C]を入れ、泡立て器でもったりするまで混ぜ合わせる。
(2) (1)に[A]を加え、さらに混ぜる。[B]を加え、ゴムべらで混ぜる。
(3) マフィンカップに(2)を流し入れ、170℃のオーブンで25分焼く。粗熱が取れたら型から外し、完全に冷ます。
(4) 別のボウルに[D]を入れてゴムべらでよく混ぜ、(3)の上にのせ、みじん切りした飾り用のにんじんと葉をのせる。
「抗アレルギーハーブティー」のレシピ
■材料とつくり方
エルダーフラワー、ペパーミント、ルイボス(それぞれドライ)を1:1:1の割合でポットに入れ、沸騰からひと呼吸おいた湯(95~98℃)を静かに注ぎ、ふたをして3分蒸らす。※お湯1カップに対し、ハーブ大さじ1が目安。
※画像左上、カップに入った赤色の飲料
「ストレスをやわらげるハーブティー」のレシピ
■材料とつくり方
ジャーマンカモミール、レモンバーム、ペパーミント(それぞれドライ)を2:1:1の割合でポットに入れ、上記と同様に淹れる。※お湯1カップに対し、ハーブ大さじ1が目安
※写真中ほど下、カップに入った黄色の飲料
●教えてくれたのは……
新田玲子(にった れいこ)さん
料理家、国際薬膳師・国際薬膳調理師。野菜ソムリエ。8年間のイタリア暮らし後、2005年よりイタリア料理の会「ティラミス」主宰。中村浩子氏との共著に『イタリア薬膳ごはん 体の不調とおさらばできる』(講談社刊)。
春のゆる養生、指南 季節の野菜を食べる!
2021.03.11(木)
Text=Noriko Tanaka
Photographs=Aya Sunahara
Styling=Mariko Nakazato
Cooperation=AWABEES、UTUWA
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