【2021年3月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 月ごとの鍵となる4つの星のうち、なんと3つがアジアを示す星である3月。

 そのひとつが太陽星。この星はフィリピン、インドネシア、ベトナムを意味し、口にまつわるものを象徴する化禄が入ります。

 前述したように、化禄は薬による救いとも考えられるので、ワクチンによってコロナ禍の不安が少しずつ取り除かれていくように思います。

 2つ目は武曲星。中国を意味するこの星には、躍進や権力を象徴する化権が入ります。さらに、文字にまつわる文曲星と計画性を示す右弼も入ってきています。

 この星回りは、強大な権力のもと、計画的に物事を進めていく時期にあると見ることができます。経済も回復傾向となっていくことでしょう。ただ、内部での権力闘争は盛んになるようにも思えます。

 そして、天同星=台湾。3月は破壊を意味する化忌、疫病を意味する病符が入っており、コロナウイルスに関する良からぬ影響を思わずにはいられません。クラスターの発生か、ワクチンをめぐるトラブルか……何かしらの大きな動きがあるかもしれません。

 皆さんの住む日本は、そうした台湾の影響を受ける国のひとつではありますが、それほど大きな混乱はなく、これまでに比べると落ち着いたひと月になるように見えます。

2021.02.27(土)
文=堀 由美子