#3 知れば知るほど奥が深い【神社の常識】
Q 神社はそもそもどこで生まれたの?
A 神様が住むところに建てた説が濃厚
日本には八百万の神がいるといわれますが、昔は、山、大木、岩といった、自然のものに神様が宿ると考えられていました。昔の人は、そういった自然界の神聖な場所で祈祷や、祭事をしていました。そのうち、そこを神様の住む場所として社殿を作りました。これが神社の始まりです。
Q 神社とお寺はどこがどう違う?
A 神社は神様、お寺は仏様
神社は神様をお祀りし、寺院は仏様をお祀りしています。神社は柏手を打つのに対し、寺院では合掌して祈ります。明確に違うのは参拝目的。神社は身心の浄化と神様への感謝。寺院は、供養と功徳です。
Q 神社の本殿の中には何が祀られているの?
A 神社の主祭神です
本殿には、その神社にとって主祭神の御神体が祀られています。御神体は、霊石、鏡、神像など、神社によってさまざまです。いずれにせよ本殿は、神様の寝室のようなもの。神社の中で、いちばん重要な建物です。一般の人が立ち入ることができないのはもちろん、宮司さんも気軽に入ることができない聖域となっています。
元記事:初詣前に知っておきたい【神社の常識】 神社は知れば知るほど奥が深い!
※2019年12月29日(日)公開
2020.12.29(火)
文=流光七奈