2020年12月22日(火)、社会の動きを象徴する木星と土星のビッグイベント「グレート・コンジャンクション」が起こり、新しい時代への扉が開かれました。どんな影響がある? また新時代で大切にしたいことを、占星家の村上さなえさんが伝授!

 今回は全5回シリーズの最後の章です。

» 第1回 「水瓶座の時代」価値観はこう変わる
» 第2回 2020年末「水瓶座の時代」への準備①
» 第3回 2020年末「水瓶座の時代」への準備②
» 第4回 2020年末「水瓶座の時代」への準備③


2021年は、「ルール改革」の嵐が吹き荒れる

 2020年12月22日(火)、木星と土星が20年ぶりに会合、さらに200年ぶりに「地の時代」から「風の時代」へとエレメントが変わりました。これにより、1960年代から幾度となく、話題に上がってきた「水瓶座の時代」の扉がついに開かれたのです。

 「物質主義から精神主義へ」

 これまでお話ししたように、今回のグレート・コンジャンクションは水瓶座0度で生じます。初期度数の特徴から、変化はとても急激に起こると考えられます。

 政治もビジネスの世界もチェンジの嵐が吹き荒れそう。例えば、オードリー・タンのような政治家やイーロン・マスクのような実業家、型破りなヒーロー、あるいはグループの動きが得意な、水瓶座らしいヒーローズが台頭してくるでしょう。

『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)。台湾の若きIT担当大臣。インクルージョン、ダイバーシティについての考え方は、明確だ。日本の政治家たちも手本にして欲しい。
『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』(文藝春秋)。台湾の若きIT担当大臣。インクルージョン、ダイバーシティについての考え方は、明確だ。日本の政治家たちも手本にして欲しい。
『イーロン・マスク 世界をつくり変える男』(ダイヤモンド社)。ロケット、電気自動車、電力など参入の難しい分野で結果を出し続ける規格外の事業家、イーロン・マスク。次に続くのは誰か。
『イーロン・マスク 世界をつくり変える男』(ダイヤモンド社)。ロケット、電気自動車、電力など参入の難しい分野で結果を出し続ける規格外の事業家、イーロン・マスク。次に続くのは誰か。

 来る2021年は、年間を通じて、社会全体、あるいは自分が属する組織における「ルール改革」が顕著になりそう。これは、水瓶座にいる土星と牡牛座を運行する天王星の緊張関係によるものですが、とりわけ、2月、6月、12月は活発化しそうです。

 2021年に限ったことではありませんが、これから「風の時代」を生きるにあたって、とても重要なことが「情報の共有」です。

 ルールやシステムがどんどん改良、改変していくのが、新しい時代の特徴です。このとき、自分だけが情報を共有していなければ、取り残されたり、出遅れたりと、波に乗ることができません。

 水瓶座のマークは、波をふたつ重ねたものです。良き波動のなかで、周囲と繋がりながら、縦横無尽に情報の波に漂う自分をイメージして下さい。

 情報は積極的に取りに行く。好き・嫌い、損得で判断しないことが重要です。

2020.12.22(火)
文=村上さなえ