人間らしい弱さを抱えたアリスにすごく共感できた

 物語の中で山﨑さんが演じるのは、ある日突然、“今際の国”に放り込まれることになるアリスこと、有栖良平。常に優秀な弟と比べられてきたことで夢や目標を失い、日々ゲームに明け暮れていたアリスが、謎の“げぇむ”に挑んでいくうちに、眠っていた洞察力と観察力を開花させていく。

「アリスはゲームで培った豊富な知識、頭の回転の速さという強みを持つ一方で、誰かを見殺しにしてでも自分が生き残るという選択をしてしまうかもしれない弱さもある。

 でも実際にある日突然、こんなゲームに参加させられたら誰だって怖いと思うし、アリスのような極限の状態じゃなくても、やっぱり自分が可愛いみたいな弱さは人間誰しもが持ち合わせているものなのかなって。だからアリスの心の揺れにはすごく共感できたし、感情も作りやすかったです」

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山﨑賢人(やまざき けんと)

1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年に俳優デビュー。数多くの話題作に出演し、16年に日本アカデミー賞新人賞を受賞。代表作にドラマ「グッド・ドクター」、映画『キングダム』などがある。主演映画『夏への扉―キミのいる未来へ―』が2021年2月19日(金)公開予定。

Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」

ある日突然、人が消えた今際の国に放り込まれたアリス(山﨑賢人)。そこで出会ったウサギ(土屋太鳳)と共に、命を懸けた謎の“げぇむ”に挑むことで、生きる意味を見出し、成長していく姿を描く。Netflixにて全世界独占配信中。
https://www.netflix.com/title/80200575

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応募〆切は2021年3月4日(木)消印有効。詳細は誌面をチェック!

2020.12.12(土)
文=菅野綾子
撮影=永峰拓也
スタイリスト=伊藤省吾(sitor)
ヘアメイク=永瀬多壱(ヴァニテ)

CREA 2021年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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特別定価900円

思いもかけない日々となった2020年。いつもと違う毎日のなかで新しい習慣ともなんとか付き合ったり、戸惑うこともあったと思います。思い通りに会えない日々が続いても、贈りものという形で気持ちを届けたい――。誰もが頑張った一年と、新しい明日に贈る、感謝とご褒美、ときどきエール。いろいろな想いをギフトにして届けます。