あわせて読みたい名作エッセイ『ぼくは散歩と雑学がすき』

 さらに余談ですが、『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』という本のタイトルは、“J・J”の愛称でおなじみのエッセイスト・植草甚一の『ぼくは散歩と雑学がすき』(ちくま文庫)へのオマージュ(エッセイ好きのかたは、とっくの昔にお気づきでしょう)。

 カルチャーに対する膨大な知識と、親しみやすい語り口で人気を博した植草甚一のエッセイが今でも読み継がれているように、『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』も、エッセイの定番として、幅広くおすすめしたい1冊です。

PIZZICATO ONE『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』

小西康陽のソロ・プロジェクト「PIZZICATO ONE」による、2019年10月のワンマンライヴを収録した初の実況録音盤。ピチカート・ファイヴ時代のレパートリーを中心に、1988年~2018年の30年間に発表したナンバーの数々を小西自身が歌っている。
価格 3,000円
発売元 ユニバーサルミュージック

小西康陽(こにし やすはる)

音楽家。1985年、ピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。解散後も、数多くのアーティストの作詞/作曲/編曲/プロデュースを手掛ける。2011年、PIZZICATO ONE名義で初のソロアルバム『11のとても悲しい歌』を発表。15年、セカンドアルバム『わたくしの二十世紀』を発表。10年ぶりとなるヴァラエティブック『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム1992-2019』(朝日新聞出版)が発売中。

Column

エディターズアクト

話題の新サービスや気になるスポット、ヒット中のアイテム……実際のところどうなの? 好奇心旺盛なCREA編集部員がリアルに体験してみました。

 

2020.06.24(水)
文・写真=CREA編集部