世にアイドルグループは数あれど、仲が良いといえばやっぱり嵐。
長年嵐を取材し、自身も嵐ヲタであるライターに5人の絆を感じるエピソードを教えてもらいました。
思わず笑えるディープな話に、誰もが嵐の魅力にとりつかれるはず。
「仲が良すぎるグループは売れない」ジンクスを崩した偉業
コンビ萌えという文化は、今やどこのアイドルグループにおいてもお約束。
全員でいる時のキャラや役割とは異なる表情が、特定のメンバーとの1対1の関係の中で引き出される現象をファンは見逃さず、彼らをより深く知る手がかりとして味わい尽くす。
古くから続くそうした秘密の楽しみ方を、公然化させた立役者といえば嵐だろう。
何しろある程度年数を経たグループなら大抵「A氏とB氏は混ぜるな危険」というNGな組み合わせが存在するものだが、嵐にはそれがない。
加えて個性的な愛情表現と、日本人離れしたスキンシップ。
「仲が良すぎるグループは売れない」のジンクスを覆したのは、作為ではなく互いへの憧れから生じた本物の仲の良さ、そしてそこに垣間見える個々の素の人間力あってのことだ。
嵐の仲良しエピソード10連発!
嵐の各コンビ名(非公式)ごとに、思わず顔がほころぶ、ほっこりエピソードや取材の裏話をご紹介!
◆Episode1:信頼の「智くん・翔ちゃん」
【大野&櫻井=山】
「嵐」の字の上部にあるため、年上組を山と呼ぶ。
子ども達が寝た後に一献傾けてそうな太い信頼関係が魅力。
男っぽい性格の櫻井も世話焼き女房役に転じてしまうのには「才能だけでここまで来た人」と称えるほど、アーティスト大野に対する絶大な尊敬がある。
一方の大野は櫻井の広告写真を街で見かけると「こいつの連絡先知ってるぜ」と得意な気分になるとか。
生きてきた環境が全く違うからこその絶妙な相性。
大野のことを智くんと呼ぶ人は他におらず、大野も親愛を込めて翔ちゃんと呼ぶ。
2020.05.12(火)
Text=Nanae Sugishita
Illustration=Megumi Yoshizane