ピエール・エルメ・パリのデリバリー
「おうちエルメ」が家にやって来た！

夢のスイーツ天国！ 6種類のケーキを食べ比べ

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　それでは、お待ちかねのケーキタイムへと参りましょう。

　まずは、鮮やかなフランボワーズジャムと、ローズの花びらが目を引く「チーズケーキ イスパハン」から。

　上から、フランボワーズのフランボワーズのジャム、ローズ風味チーズムース、ライチ入りフランボワーズのコンポート、ローズ風味のベイクドチーズケーキ、フランボワーズ風味ビスキュイ、サブレと重なっています。

　フランボワーズの風味が、とっても華やかで美味！　

　また、フランボワーズ果汁をしみ込ませたビスキュイのウェットな食感が楽しく、他のレアチーズケーキとは一線を画す“遊び心”を感じます。

　こちらは濃厚なバニラテイストを楽しめる「タルト アンフィニマン ヴァニーユ」。

　バニラ風味マスカルポーネクリームの下には、バニラ風味ホワイトチョコレートガナッシュとラム酒風味ビスキュイが隠れています。

　ひと口ほおばると、芳醇なバニラの香りが口のなかにふわっと広がります。そして後にはホワイトチョコレートの甘さが。

　なかなか日本では出合えない濃密なバニラフレーバーに、パリへプチトリップした気分。ケーキは甘くなくては始まらない、というかたにおすすめ。

　詰め合わせのなかで、小さいながらも存在感を放っていたチョコレートケーキ「プレジール シュクレ」。

　トップのチョコレートはミルキーでまろやか、そこにカリカリっとした食感のヘーゼルナッツのプラリネがアクセントを加え、真ん中のチョコレートクリームが全体をまとめあげています。

　見た目で感じる印象よりも、甘さ控えめで大人の味。繊細な味わいを、ひと口ずつていねいに味わいたいケーキです。

　大きな大きな「ドゥ ミルフィーユ」！

　フォークを差し入れると、分厚いパイ生地のザクザクッとした感触を感じ、期待が高まります。

　口のなかに入れると、まず香ばしいバターの香りがふわっと感じられます。

　そして上層のクリームの甘さとともに、パイ生地のパリパリ、サクサク食感を味わえば、もう幸せいっぱい。最後に下のビターなチョコクリームが味を締めてくれます。

　お腹いっぱいになれるご馳走ケーキですね。

 「タルト アンフィニマン シトロン」は、“ほとんどマニアックと言っても良いほどレモンを大事に扱っている”とうたうレモンタルト。

　全体的に、レモンの酸味が最大限引き立てられていて、とても美味。

　細かいレモン片が入っているクリームからは、まるでしぼりたてのようなレモンの風味がただよいます。

　酸っぱすぎることもなく、またレモン独特のいやな苦みを感じることもなく、レモンの美味しい部分だけを取り出したかのよう。

　柑橘系スイーツが大好きな編集部員、一番のお気に入りです。

　最後は「モンブラン ア マ ファッソン」をいただきます。

　優しい栗の甘さを感じられるマロンクリームの中には、クリームと野バラの実のコンポートが隠れています。この野バラのコンポートが酸味を利かせており、より一層マロンクリームの甘さを引き立てています。

　モンブランのなかでも、フレッシュで軽やかなタイプでした。

　ケーキでお腹が満たされて、幸せ気分はMAXに！

 「美味しいものを食べると幸せな気分になれる」といいますが、その最たるものがスイーツでしょう。家にこもりっきりで変化の少ない日常に、ピエール・エルメのケーキは新鮮な喜びを与えてくれました。

　また、詰め合わせをオーダーした場合、ふだん自分では選ばないケーキと出合えるのもいいところ。

　私はモンブランが苦手で、これまであまり食べたことがなかったのですが、今回いただいて「こんなにフレッシュで美味しかったんだ」と新しい発見がありました。

　家族で分けてもいいですし、こんなときだからこそ(？)、1人で2個や3個も食べちゃう、なんて贅沢もいいかもしれません。

　あなたもぜひ試してみて！

2020.05.02(土)
文・撮影＝CREA WEB編集部