フォトエッセイが異例のロングセラーに

 元ノラネコがごく平凡な幸せを送っている姿そのもの、小さくても確かな幸せがそこにあるという事実が、人々の心を温めています。

 どこか懐かしい済州島の景色の中、愛情たっぷりに“普通に”生きる白い猫。19万人以上のフォロワーが、日々更新されるインスタグラムを心待ちにするのもうなずけます。

 ヒックとシナさんがどのようにして出会い、どのように家族になったのかが綴られた書籍『HEEK’S HOUSE(原題)』(2017年出版)が、韓国猫本として異例のロングセラーになりました。

 このたび日本版の出版も決定。蔵出し写真含む128点のかわいい写真が堪能できるほっこりフォトエッセイを、ぜひ書店でチェックしてみてください。

『しあわせはノラネコが連れてくる』

大学を卒業したものの職に就けず、やりたいことも見つからず、親からのプレッシャーも日に日に増すばかり……。息苦しい毎日から逃げるようにやって来た済州島(チェジュとう)で白いノラネコに出会い、交流していくうちに、著者の人生が動き出す。“ヒック”と名づけた白猫と「家族になる」ことを決意した著者は自立を目指し、自分なりのやり方で、自分なりの幸せを見つけていく。ヒックのかわいい写真が満載のフォトエッセイ。

著・イ シナ 訳・菅野朋子
1400円+税
文藝春秋
●2020年3月30日(月)発売予定、現在予約受付中。
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2020.02.22(土)
文=ライフスタイル出版部
写真=イ・シナ(『しあわせはノラネコが連れてくる』より)