あいづちよりもリアクションのほうが簡単

「寒くなってきましたねー」

「あー、そうですねー」

「最近、子どもがプログラミングを始めたんです」

「おー!! プログラミング!」

「転職を3回してるんですけど」

「えー、3回ですか?」

 相手が何かを言ったら、「あー!」と納得し、「いいですねー」と共感し、「うーん」と 考え込み、「ええ!?」と驚き、「おーーー!」と感嘆する。

 冗談のようですが、実際たったこれだけのことで、相手としてみれば「興味を持ってもらえている」とうれしい気持ちになります。

 話しやすいし、「気が合いそうだ」と自然と好意も持たれるのです。慣れてきたら、ちょっと目を見開いたり、手を打ち鳴らすなどのアレンジを加えてみましょう。

 気の利いたあいづちを打とうと考えるよりも、まずは「あ・い・う・え・お」で大きなリアクションをする。モテの場面でも有効なテクニックです。

one point

うまいあいづちよりも、とりあえずリアクション。

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五百田達成(いおた・たつなり)

作家・心理カウンセラー。 米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。 東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。
Twitter @ebisucareer