微妙な関係の人とも繰り広げなくてはいけない「雑談」。苦手に思っている人も多いはず。
上手に雑談するためのちょっとしたコツを、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんの最新著書『超雑談力』からご紹介します。
Q 正しいあいづちの打ち方は?
「さ・し・す・せ・そ」であいづちを打つ → ×
「あ・い・う・え・お」でリアクションする → ○
女性が男性にモテるためには、「さ・し・す・せ・そ」を意識したあいづちを打つ、というテクニックがよく知られています。つまり「さすが」「知らなかった」「すごい」「せっかくだし(センスいいですね)」「そうなんですか!」という言葉を返すべし、ということ。
こうすれば、男性が喜んでくれて、結果的にモテにつながるという理論です。
ですが、これは雑談力の視点では、あまりおすすめできません。
「媚びてるように見える」とか「使う場面が限られる」以外にも大きな理由があって、それは、「いざというときに、とっさに出ない」ということ(笑)。
「寒くなってきましたねー」
「最近、子どもがプログラミングを始めたんです」
「転職を3回してるんですけど」
こういった話題を相手が持ち出してきたときに、とっさに「さ・し・す・せ・そ」のどれを言えばいいかわからなくなりませんか?
「さすが、かな? すごい、かな? せ、は何だったっけ?」と考えているうちに、あいづちを打つチャンスは去ってしまう。意外と難しいのがこの「さ・し・す・せ・そ」のあいづちなのです。
そこで、僕が代わりにおすすめしたいのは、ズバリ「あ・い・う・え・お」です。つまり、「あー!」「いいですねー」「うーん」「ええ!?」「おーー!」の5ワード。
2020.02.09(日)
文=五百田達成