溝端淳平さんに聞く《30歳》の本当 甘いマスクに隠された苦悩と決意

40歳までには結婚したい

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　親からもらった美しい顔があったからこそデビューできたことには感謝しながらも、20代はその甘い風貌ゆえに悔しい思いをすることも少なくはなかったそう。

「今日も前髪を全部下ろして撮影しましたけど、実際の性格は、ああいう甘い感じとは真逆なんです。考え方も古臭いし、泥臭い世界観が好きだし、長い物には巻かれないっていう変な意地もあるし(笑)。

　大好きな井筒和幸監督に『兄ちゃん器用だけど、顔がキレイすぎるわ』と言われて落ち込むとか、そんな経験はいっぱいしてきました。

　でも、30歳になったらもっと渋い男になっているはずが、そうなれていない自分がいるわけで……。まだまだ、これからです」

　これから先の30年。40歳までの10年間で危険な匂いや大人の渋みを増して、50代、60代ではチャーミングな男になっていたいという。

「鋼太郎さんもそうですけど、リリー・フランキーさんや古田新太さんは、毒っ気も強いけど、チャーミングじゃないですか。そんな多面性を持っている、60歳のおっちゃんになっていたいですね」

　プライベートでは結婚もしたいというが、そこには大きな壁が!?

「結婚は、30代のうちにしたいです。僕は女心がわからないので、自立していて、わかりやすいかたがいいですね。

　ただ、この話をすると自分でも結婚は遠いなと思うんですけど、地方へ行くと出汁パックを買ってきて、台本を読みながら出汁を取り、何度も味見をして、好みの味にしていくのが好きなんです。

　その出汁で冬は鍋、夏はそうめん、だし巻き卵にハマったときは毎日作って、極めて。結婚、遠いですよね(笑)。

　でも、一人暮らしなんだから好きに料理したいと思いつつ、奥さんの入る余地は残しておかなきゃと思って、肉じゃがには手を出さないようにしてます。

　だから、結婚したら肉じゃがを作ってほしいですね」

CREAから溝端さんへ質問！

Q：30年前の自分に声をかけるとしたら、何と言いますか。
A：ピアノと習字を習いなさい。本を読みなさい。

Q：30年後の自分に声をかけるとしたら、何と言いますか。
A：半年に1回は人間ドックへ行きなさい。

Q：「座右の銘」を教えてください。
A：意気衝天。

Q：『CREA』の人気企画といえば映画、ペット、旅、贈りものです。それぞれにお答えいただけますでしょうか。好きな映画は何ですか。
A：『マネー・ボール』

Q：犬派ですか、猫派ですか。
A：う～ん、悩むけど猫派。

Q：いま行きたい場所はどこですか。
A：ロンドンで芝居を観たいです。

Q：もらって嬉しかった贈りものを教えてください。
A：高2で上京するときにもらった、手作りの卒業アルバム。宝物です。

Q：人に贈る定番ギフトがあれば教えてください。
A：スターバックス カード。

Q：『CREA』読者へのメッセージをお願いします。
A：素敵な女性たちが増えているので、応援していただけるようないい男になれるように僕も頑張ります。お互い、いい40代のために、積み上げる30代を過ごしていきましょう。