タヒチへは、成田からエア タヒチ ヌイの直行便が週2便で運航。エア タヒチ ヌイは乗り換えの面倒なしに、日本から楽園タヒチへアプローチできる唯一のエアラインだ。
もちろん直行便の快適さだけが、おすすめする理由ではない。
まず、フライト・スケジュールの効率がいい。日本を夕方に出発し、タヒチには日付変更線のトリックから同日の早朝に到着。離島へ渡るにも、国際空港でスムーズに乗り継ぐことができる。
往路・復路ともに、成田と日本の各主要都市を同日につなぐスケジュールなのも、ポイントが高い。
気圧・湿度の負担が少なくなる
最新テクノロジーを導入
搭乗した瞬間に感じるかもしれないが、新機材B787-9型機(タヒチアン・ドリームライナー)は、最新テクノロジーをあれこれ搭載している。
たとえば機内の気圧は、より地上に近い設定になっている。
通常の飛行機の気圧は2000~2100メートル、それが新機材では丈夫な複合材料を用いることで1800メートルの設定が可能に。また、この気圧によって湿度も保たれ、フライト中に感じる乾燥の不快感も軽減している。カラダへの負担が少なく、お肌にもやさしいフライトなのだ。
窓も大幅に刷新。従来よりも面積が大きく、通路側からも水平線の景色が楽しめる。外光の明るさも、電子カーテンなので、ボタンひとつでクリアから遮光まで調整が可能だ。
さらに新機材の導入により、新たに「モアナ・プレミアム・エコノミークラス」というシートタイプが誕生。通常のエコノミーよりも広い足元スペースで、ゆったりと空の旅を満喫できる。
2019.09.04(水)
文・撮影=古関千恵子