『2019年度版 風間トオル
 セーターブック』を作るなら?

――セーターブックの撮影時期は記憶にありますか?

「夏だったと思いますよ。暑かったから水に入ったのかなぁ(笑)。夏だから、やっぱ暑いんですよ。でも、撮影場所が開放感のある気持ち良い場所が多かったですね」

――他の方と比較しても、風間さんは“セーターを着せられている感”がないんですよね。もし、今このタイミングで「もう一度セーターブックを作りましょう」となったら、どんなシチュエーションで撮影されたいですか?

「え? 今?(笑) やっぱり、セーターですから寒いところですよね。山ですかね。雪山じゃなくて新緑のほうがいいんじゃないですかね。セーターが綺麗に見えるんじゃないかと思いますね」

――我々が想像していた以上に風間さんのご記憶がはっきりしていて胸をなで下ろしています。“セーターブック? 覚えてないよ”といわれたらどうしようと心配していました。

「現物(のセーターブック)を見たら、いろいろと蘇ってきますね。特にこれ(『アイランド』)はよく覚えていますよ。撮影に3~4日かけました。この海は多分、伊豆ですね」

――この頃のご自身をご覧になってどうですか?

「いや、やっぱ若いな! と(『アイランド』を見ながら「懐かしいな」を連発)。でも、セーターの色味は地味ですよね(笑)」

――あんまり突拍子もないようなデザインのセーターはないですよね。

「普段着られるようなものをリクエストしていたので。あと、Vネックを狭く(浅く)してもらいたいという注文をしたのは覚えています」

――それはなぜに?

「なぜでしょう(笑)。多分、サラッと一枚で素肌でも着られるようなイメージだったのかな。Vが浅いのが好きですね」

2019.03.20(水)
構成=水野春奈
撮影=平松市聖