20世紀初頭の銀行を改装した
クラシックで居心地のいいホテル
マドリードの中心を貫く大通りグラン・ヴィアに面していて、どこに行くにも便利な場所にある「H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ」。
オーナーの「H10ホテルズ」は、バルセロナを拠点とした家族経営の会社で、マドリードの3軒をはじめ、国内外に60軒以上のホテルをもつ。古い建物をホテルに改装しているプロパティが多いことが特徴だ。
「H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ」は、74室のブティックホテル。入口から中に入ると、まず目に入るのはたくさんの本棚だ。まるで歴史ある図書館のような落ち着いた雰囲気のロビー、そして、ロビーラウンジがある。
この建物は、もともと20世紀初頭に銀行として建てられたもの。2001年にホテルに改装された。
館内のあちらこちらにその名残が残されている。レセプションの壁にずらりと並ぶ小さな貸金庫も銀行時代のもの。ドアの付いたエレベータもオリジナルだ。
ロビーラウンジにはカウンターバーが併設されている。ここで、金曜夜にはライブ演奏、日曜にはマジックショーが催される。レストランはそこから階段を降りた地下だ。
フロアの中央に階段があるのも元オフィスビルならでは。あれこれ想像しながらホテル内を散策するのも楽しい。
白を基調とした74室の客室は8種類のカテゴリーがあり、広さや、グラン・ヴィア通りに面しているか否かによって料金が変わる。
室内には32インチのテレビ、無料Wi-Fi、エスプレッソマシン、ミニバー、セイフティボックスなどが完備。
バスルームのアメニティは、ネットを使ったおしゃれなポーチに入っていて、ポーチは持ち帰って使うことができる。
H10 Villa de la Reina
(H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ)
所在地 Gran Vía, 22, E-28013-Madrid Centre, Madrid
http://www.h10hotels.com/en/madrid-hotels/h10-villa-de-la-reina
2019.03.10(日)
文・撮影=たかせ藍沙